君と夏が、鉄塔の上 (ディスカヴァー文庫)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2023年6月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799322703
感想・レビュー・書評
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鉄塔を通じてそれぞれキャラの違う3人が親交を深めていく夏の物語
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ここまでのマニアではなくても、「鉄塔」を見たら「あ、鉄塔だ」と思う。
好きなものを好きと言ったり、見えるものを見えると言ったり、したいことをしてみたり。そういうことは案外難しい。
その案外難しいことをやると、浮いたりひかれたりもするけれど、ここまでとことんやってみたら、あーーーこんなに気持ちいいんだ!!と、爽快感があります。
おもしろかった!! -
高校生たちが主人公の青春ファンタジー小説。
夏らしく爽やかな印象。
今まできちんと鉄塔に注目したことがなかったけど、作中に登場したコック帽の鉄塔はこれか!!!と田舎道でひとり興奮してました(笑) -
プライムリーディングにあったので読みました。児童文学だったかな?ファンタジーでした。鉄塔の魅力はなんとなく分かる気がします。作者さんの後書きが不快で残念でした。
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鉄塔愛に溢れた作品。読み終えた後は清々しい気持ちになりました!
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鉄塔の上に、男のが座ってる
鉄塔マニアの地味な伊達は中学校最後の夏休みを、一人ダラダラ過ごしていた。しかし登校日の学校で、破天荒な同級生、帆月から「鉄塔の上に男の子が座っている」と声をかけられる。
次の日から、幽霊が見えると噂される比奈山も巻き込み、鉄塔の上に座る男の子の謎を解き明かそうとするのだが。
少年たちが殻を破り、自らの一歩を踏み出そうとした夏休みを、この上なく鮮やかに、そして爽やかに描ききった、青春小説の名作。
(あらすじより)
爽やか!
天気の子に通じるテイストがあります。
面白いと思いますが、あらすじの最後でハードル上げ過ぎ。
まだデビュー2作目なんだから。
美人だけど言動かおかしい帆月の言い出した「鉄塔の上の男の子」を中心に物語は展開。
途中、鉄塔の男の子は幻覚なのでは?なんてちょっと別の意味のホラー展開になりそうになりつつファンタジーに着陸。
前作のニートのところに七福神がやって来た話もファンタジーだったので別の引き出し見たかったなぁ。
この人なら書けると思うんだけど。
期待して待ちます。 -
学生時代の甘酸っぱい夏の青春ストーリー。
昔に戻って青春したいなと、ワクワクしながら読みました。
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そんなばかな、がたくさん起こる小説。いやいや、飛ぶなよ自転車で!笑
忘れられることの恐怖から逃げる女の子。
が好きな鉄塔好きの男の子。
ちょっと、中島みゆきの「」なんだっけ…異世界にとぶやつ…大好きなのにわすれた…と、夏目友人帳を思い出した。
忘れられると、人もものも死ぬという書き方の文章があって。
死んだあとに忘れられたらそのときが本当に死ぬときなんだと思う。
基本的に、私が生きた証を残したくて生きている節はある。文章は残りそうだから、書き残したいと思う。
椚彦かわいい。水羊羹がおいしくて、助けてあげよう、というんで空飛んでケタケタ笑ってるのかわいい。笑 -
青春・恋愛・ファンタジー。いろいろな要素が混ざった爽やかな物語に感じました。そしてなにより鉄塔に着目した点がとてもおもしろかったです。普段は気に留めないけれど、外をよく見てみると鉄塔は身近に建っていたんだなあと気付かされました。
最後まで読んでからもう一度タイトルを見ると、その中に主人公たちの姿と思い出が詰まっているような気がして、なんだかやさしい気持ちになれます。ほんとにすてきなタイトルです。
忘れることと、忘れられることは全く違う。未来のあなたは、、、どこに繋がっていますか? -
家の近くの公園に自転車で集まる描写に学生ならではの青春を感じて良かったです!