名古屋商科大学ビジネススクール ケースメソッドMBA実況中継 01 経営戦略とマーケティング

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799325834

感想・レビュー・書評

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  • 【星:4.0】
    経営戦略、マーケティング学び始めの私にとってはなかなか良い内容だった。

    タイトルのとおり、名商大ビジネススクールのMBA授業の実況中継である。
    最初に経営戦略・マーケティング基礎知識、その知識を実際に使って覚えるためのケーススタディという2部構成となっている。

    経営戦略・マーケティングというと色々とフレームワークが出てくるが、このフレームワークの使い方が分かりやすく書かれている。
    そんな意味で初学者にはうってつけだと感じた。

    ただ、深く学びたいという人にとっては物足りない内容だと思う。

  • 思った以上に面白かった。実況中継?とスタイル出来にちょっと懐疑的だったが、会話の内容が実践的で十分実ビジネスとの関連性もあったように思う。セオリーを知ることは本当に重要、でもそれを踏まえて考えることこそが、実学なのだろう。そして出来れば議論してみること。当たり前と言えば当たり前だが、そんな場は会社にはないのは現状。
    この本に関して言えば、色々なフレームワークの使い方において、明確にしていることがためになる。
    ・コストリーダーは一位の戦略
    ・集中とは一位とは競争しないこと
    ・官僚化とは意思決定したら負けということ
    ・リーダー企業はフルカバレッジ
    など。ここまで明快に言い切ってくれる本は珍しいのでは?
    答えなんてないのだから、考えるプロセスをしっかりしたいところ。

  • マスマーケをやっている時、MBAで習ったターゲティングってなんで必要なのってすごい思っていたけど、マスを狙う場合は顧客ニーズをフルカバレッジする必要があるので、ターゲティングはあまりしない方が良いというマクドナルドのケースを見て、疑問が腹落ちした感じ。
    逆にフォロワーやニッチャーが差別化やターゲティングをすべきという話。コトラー先生がちゃんと説明してくれていた。

  • ■良い点
    ・頻繁に使用するフレームワークと使いどころを体系的に学べる
    ・ディスカッションがそのまま書籍化されていて、臨場感がある

    ■イマイチな点
    ・ケースを基に「次の一手」を考える問いがなく、議論を経て不十分な情報から意志決定をくだす、MBA の醍醐味の部分がない
    ・結果として、長文読解的な内容になってしまっている

  • フレームワークの個別の解説だけでなく、立てる戦略に対してどのフレームワークを使えばいいのかが解説されていてわかりやすかった。また、実践的なケースメソッドでフレームワークを複合した解説(製造業と物流業にみるPLCと5Fの組み合わせ、成長期には製造業の交渉力が強まるなど)は、学びの定着に大いに役立った。

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著者プロフィール

牧田 幸裕(マキタ ユキヒロ)
信州大学大学院 経済・社会政策科学研究科 准教授
1970年京都市生まれ。京都大学経済学部卒業、京都大学大学院経済学研究科修了。ハーバード大学経営大学院エグゼクティブ・プログラム(GCPCL)修了。アクセンチュア戦略グループ、サイエント、ICGなど外資系企業のディレクター、ヴァイスプレジデントを歴任。2003年日本IBM(旧IBMビジネスコンサルティングサービス)へ移籍。インダストリアル事業本部クライアント・パートナー。主にエレクトロニクス業界、消費財業界を担当。IBMでは4期連続最優秀インストラクター。2006年信州大学大学院経済・社会政策科学研究科助教授。07年より現職。2012年青山学院大学大学院国際マネジメント研究科非常勤講師。著書に『フレームワークを使いこなすための50問』『ラーメン二郎にまなぶ経営学』『ポーターの『競争の戦略』を使いこなすための23問』『得点力を鍛える』(いずれも東洋経済新報社)などがある。

「2017年 『デジタルマーケティングの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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