バルタザール・グラシアンの賢人の知恵 エッセンシャル版 プレミアムカバー

著者 : バルタザール・グラシアン 齋藤慎子

• ディスカヴァー・トゥエンティワン (2020年4月25日発売)

感想・レビュー・書評

[EVEさんの感想 · 2021年7月31日]

たまに本屋さんに行った時、立ち読みしていて気になっていたので購入しました。

1ページごとに内容がまとめられていて、すごく読みやすかったです。
正直、あまり心に響く内容はなかったのですが、悩み事がある時とかに読み返すと、心がほぐれるような内容があるかもしれません。

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以下はメモ

053-つかみどころがないと思わせる
相手からの尊敬を勝ち取るために、相手より聡明でそつなく見えるように心がけよう。

104-世間が認めているものにけちをつけない
人が選んだものの良さがわからなくても隠しておき、あからさまに批判しないこと。

108-話し方や作法をたえず吟味する
昔の人が言うとおり、「話せば人となりがわかる」。

118-崇高な態度を目指す
すべてを隈なく知っておく必要はない。悠々とした態度で仕事に取り組もう。重要度の低いことは放っておけばいい。同じ問題を何度も蒸し返すのは愚の骨頂。

136-何でも屋にならない
誰の役にも立たないようでは困るが、みんなの役に立とうとするのもまちがいである。

[あちゃとさんの感想 · 2022年8月26日]

「賢人の知恵」というタイトルに惹かれて、ブックカフェでホットコーヒーとともに。

1ページ完結の構成で読みやすいです。

【好きな本文】
月が明るく輝くのは、太陽が出ていない時だけ。
悲しみは水に流す。
世間が認めているものにケチをつけない。
度量を大きくする。
際どい場面もちょっとした冗談で方向転換。
壁に耳あり。
泥で濁った池もそっとしておけば澄んでくる。

[ほんのむし100さんの感想 · 2022年3月4日]

随分長い事、途中読みのままで
ほったらかしにしてしまっていた
1ページで完結　考えさせられる言葉

著者プロフィール

グラシアン,バルタザール
1601‐1658。17世紀スペインの哲学者、神学者。キリスト教イエズス会の司祭として、各地の神学校で教鞭をとるかたわら、執筆活動を始める。その著作物は世界各国で翻訳され、森鴎外、フリードリヒ・ニーチェ、アルトゥル・ショーペンハウアー、フランソワ・ド・ラ・ロシュフコーをはじめ、多くの哲学者、文学者らに影響を与えた。

「2020年 『賢く生きる智恵　新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」