鈍感な世界に生きる 敏感な人たち Highly Sensitive Person (HSP) (プレミアムカバー) (心理療法士イルセ・サンのセラピー・シリーズ)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2021年10月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本
- / ISBN・EAN: 9784799326046
感想・レビュー・書評
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気になっていた本だったので、やっと読めた。
自己評価では自分はHSP度78点。
60点以上だとHSPの傾向アリとのことなので、やはりか、という感じ。
自分的発見があったのは、HSPではなくPTSDの可能性もあるということ。
心理的外傷後ストレス症候群。
大きなものではないけど、可能性はゼロではないのかなぁ。
でもそれはアドラーの教えで言うと、トラウマなぞ存在しないともいうから、難しい。
自責思考で行こう!と思うが、それに縛られすぎず、自分の性質を理解することが大事なのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
数時間で読了。読みやすかった。
率直に言えばあまり真新しいことは書かれてはいなかった。(既知のことが多かった)
私が詳しく知りたかった自分の型であるHSS型HSPについてはほんの少しだけ。
子育ての仕方やパートナー選びについても少し書かれていた。
でも、とてもフラットで、ただただ自分の取扱説明書だと思った。
まるで自分の心の中を文章化したかのような。
他のHSPさんがカウンセリングを受けているのを見学しているかのような。
とにかく私を精神世界とも言うべきか、不思議な空間へと連れて行ってくれた。
今、だいぶ大人になってからHSPというものを知って。思うことはたくさんある。
どうしてずっと生き辛かったのか。
自分なんかいつ消えても良いと思えるほど、社会に馴染めなかったのか。
自分はマイノリティなのだ。
社会の大多数はもちろんのこと、血の繋がった親やきょうだいですらそれを理解出来ない。
病気なんじゃないかと言われたり、我慢が足りない、自己中と言われたりして育ってきた。
自分達や大多数の社会と異なる意見や行動は許されなかった。
1番理解してほしかった人の理解を得られないまま、窮屈な思いをしてありのままの自分を殺して、本当に欲しかった愛情に飢えたまま大人になってしまった。
歪み、心の大事な物が欠損したまま世の中に出ることとなってしまった。
もし、いくら謝られたところで、この何十年もの苦しみが癒えるわけでもなければ、その失われた時が戻ってくることはもう決して無い。
私の親が子育てをしていた頃にHSPという概念が浸透していなかったにせよ。
もし、私のありのままを受け入れてくれていたら。
人と違っても大丈夫だよ、と。
あなたはあなたでいい、と。
言って話をきいて見守ってくれていたら。。。
今小さい子供たちを育てる親としてやはりそう思わずにはいられない。
HSP…否、マイノリティって社会では本当に生きづらいと思う。同調圧力の強い日本ではなおさら。
感受性が人一倍強いHSPが、自分の気持ちを押し殺すのって文字通り自分を殺してる。幼い頃からずっと殺してきてるから社会に出る頃にはもうとっくに死んでる。
(強い人もいるかもしれないけど)
でも、もし親が。実の親だけでもその辛い世界の中で唯一のバリケードとなってくれたら。
私自身はもっと全然違うものになれていたのではないかと思わずにはいられない。
期待、してるのかな。
"毒親"って言葉がちょっと強すぎるし、なんでもそれだけで済まされてしまうような便利な感じが否めないけど。
過干渉で支配的な親とHSPの相性は最悪だと実体験で以って感じてる。
私は絶対そんな子育てはしない。
その黒くて青い炎が私の心の中にはずっと渦巻いていて、それだけが私の心を支えてくれている。
子育てをしていて、イラッとしたり、全てを投げ出して逃げたくなる時がある。
でもそれが支えなんだ。
HSPについてよく知ることで、私がどういう人間なのか鏡を見るように知ることが出来る。
自分の親と同じ過ちを犯さないように、私みたいな人間を育てないように、私は注意深く子供たちを観察して、寄り添って行きたいと思う。
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コメント失礼します!
私もHSS型HSPなんですけど、「その生きづらさかくれ繊細さんかもしれない」っていう本がHSS型の本になっていて私はと...コメント失礼します!
私もHSS型HSPなんですけど、「その生きづらさかくれ繊細さんかもしれない」っていう本がHSS型の本になっていて私はとても共感しました!
よかったら読んでみてください☺️2023/02/20
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HSPの本の中でも有名な一冊。
色んな書店で出会う。
自分に当てはまりすぎて、当初、
驚きと嬉しさと、安心感が。
ありのままの自分を受け入れる。
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表紙と題名に引かれた本。
最近自分が弱くて敏感な人間だと理解してたから、手に取ったんだと思う。
SNSでHSPの投稿が回って来た時、何の病気?ってぐらいで全く興味がなかった。
本を読んで初めて自分ってHSPなんだって理解できた。
書いてある内容が頷ける事ばかり。
何に怯えて日々疲れて、人より傷つきやすくて、家族にもそんな性格を指摘されて生きて来たから、自分の事(性格)が好きでは無かった。
だからアクティブな生活ばかり送ってるふりをしてた。
それがますます自分を追い込んでるとは思ってなかった。
自分がHSPだと認め、自分を少しずつ愛していく。
とってもこれからの人生に意味のある本になったと思う -
[出典]
「静かな人の戦略書」 ジル・チャン -
武蔵野大学図書館OPACへ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000216237
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他の人と同じように仕事ができず、すぐ疲れてしまう自分をよく責めていたが、この本を読んでそれは自分がとても敏感であることが原因の一つであると気づいた。
また、そんな自分を受け入れてもいいのでは?と少し思えるようになった。
最後のアイデアリストも参考になった。 -
人といるとすぐ疲れるし、大きい音がすると強い恐怖心を感じてしまう。内向的とは違うこの気質はなんなんだろう?と長年の疑問だったけど、先天的なHSPというものなんだと知れてとてもスッキリした。
書かれている解決策はおおよそ最近実践しつつあるものが多かった。よかった、自分のこと、自分でちゃんとわかってきてるんだなあ。 -
HSPについて書かれた1冊。
よく書店で見かけるものと比べ、少し深みを感じるものだった。
HSP