いとしの猫っ毛 小樽篇 (シトロンコミックス) (CITRON COMICS)

著者 :
  • リブレ出版
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本棚登録 : 1142
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799712511

感想・レビュー・書評

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  • うううう愛しい……
    みいくんこんなに大変な過去もってたんかい…
    わたしのストライクな感じの可哀想さで、どうしようもない泣き虫でみいくんすごく好きだ…
    猫っ毛シリーズの中で一番好き

  • 興味がないわけじゃないけど、なんとなくかわいいだけの印象があってスルーしていたけれど、巷の“小樽篇”高評価につられて、時系列的にも問題ないとアドバイスも頂いたので、本編すっとばしていきなり読んでみました。
    引っ越してお隣さんになって以来、屈託がなく優しい恵ちゃんに、こっそりと(周囲には丸わかりの)恋心を抱いている“みいくん”
    複雑な家庭環境の自分にいつだって寄り添ってくれる恵ちゃんだけが救いだった。
    カッコいいのにヘタレで泣き虫なみいくん。
    天然だけど、意外と何でもちゃんとわかっている恵ちゃん。
    恵ちゃんへの恋心がふたりの絆を壊すことを恐れて、鬱屈した欲望を外に向ける自分は汚いと絶望する気持ち。それでも誰かに甘えずにはいられない弱さ。
    追い詰められたみいくんの気持ちに応えたくて、受け入れようとする恵ちゃんに泣きながら告げたみいくんの言葉。
    『それじゃだめなんだ。同情でそんな事して欲しくない』
    思わずもらい泣きしそうになった。
    大好き同士だけど、恵ちゃんとみいくんのお互いを想う気持ちはきっかりと同質じゃない。
    それでも少しずづ少しずつ恋人になっていくふたり。
    こんな長い年月があったからこそ、
    『悩んで悩んで悩んで選んだんです。
    もう簡単に友人に戻れる関係じゃないんです』
    と本編で恵ちゃんが口にした言葉の重みがいや増す。
    “小樽篇”を読むと俄然その後のふたりが気になって、続きを読まずにいられない。
    ふたりはどんなふうに恋人同士になっていくんだろう、と。
    ふたりが積み重ねた大切な時間があるからこそ、今の日だまりみたいな日常がよりいっそう愛おしくなる。

  • 2014/01/09
    【やや好き】幼なじみ:みいくんと恵ちゃんの高校時代編。 みいくんの面倒臭い性格が炸裂してるなぁ(笑) でも切ない。 両親の死など波瀾万丈なみいくんが高校時代から東京に出て恵ちゃんを待つこと6年くらい? あぁー大人になるっていいね!ってホッとしながら思った。

  • 雲田はるこさんは本当に絵が上手。あのなよやかな体つきがたまらなく好物ですジュル…。
    幼少&高校生のみいくん可愛いー美人ー♡そして切ない…(´・ω・`)
    屈折した美人イイネィ!けいちゃんと末長くお幸せに!!

  • 友達になるか恋人になるかの違いは簡単に言ってしまえば、相手に欲情するかどうか。
    対象外の相手に欲情されるのはショックだし、気持ち悪いだろうし、みぃくんの悩みは深いです…。
    でも青く懊悩のする姿が色っぽくて素敵。
    圭ちゃんの懐の深さには驚きました。
    とりあえず付き合ってみるって、6年も待てるって、ノンケだったのに?
    気になる女の子はいなかった?
    圭ちゃんの暢気さならそれもありえるかなぁ。

  • あれあれ?過去編が切な過ぎて本編というか現在進行形がどんなんだったか全く思い出せない(笑)多分手元にない(貸出中)ので後でゆっくりじっくり読み返そうっと。出会いの可愛さ、みいくんの危うい色気、恵ちゃんの男気…堪りませんな~

  • せつなかった……

  • 何気ない描写にきゅんときた。
    たとえば、教室のストーブとか。懐古萌えといいますか。いまさらだけどタイトルがいい。真性ゲイがノンケに惚れちゃって、猫っ毛を愛しいと思う気持ち。

    思春期のころの意味もなく泣きたい気持ちを思い出した。

  • 言葉で表せないけど好きだったーこのお話…
    高校生らしい考え方と、それを聞きながらも自分の辿って来た道を話して自分の二の轍を踏んで欲しくなさそうな大人がいるのが良かったです。清水さんんんんんんんんn!!!!!!!死んじゃったんですね…。

    過去のことがここまでちゃんと描かれるのって多くないと思うので、2人がどうやって今の2人になれたのか垣間見ることが出来て嬉しかったです。お前らずっと幸せにな…

  • キュインキュインきた。前2作とのつじつま合わせもすばらしく。BL初級読本に認定。

著者プロフィール

漫画家。2008年、短編『窓辺の君』でデビュー。2010年より初の長期連載『昭和元禄落語心中』を「ITAN」(講談社)にて執筆開始。2014年第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第38回講談社漫画賞・一般部門を受賞。2017年手塚治虫文化賞の新生賞を受賞。同作完結後は三浦しをん原作の『舟を編む』をコミカライズ連載中。そのほかBL作品を多数発表。

「2017年 『落語の入り口』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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