- Amazon.co.jp ・マンガ (170ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799725580
感想・レビュー・書評
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圧巻の一言です。
ある意味あきらめない兄 公崇にゆるゆると溺れていく義弟 真央。少しずつ少しずつ自分の本当に考えていた気持ちと向き合い、兄を受け止めていく真央の描写に、読んでいて気づけばハマっていました!読み始めはあまりに公崇が不憫でうわちゃぁて同情していたのに、中盤、風邪を引くあたりでアレもしかして小悪魔系なのかな?て真央くんが気になり、ラストまでに色々と公崇への気持ちをモノローグであったり言葉で直接言う姿に感情移入していました。
とにかく丁寧に、時折かるくギャグっぽく、愛しさが伝わってくる作品でした。カバー下も面白かったです!あと何気に父ちゃんがカッコイイ面でした! -
BLは普段あまり読まないが、好きな作家が書くときには読む。
本作は志村先生初のBLコミックとのことだけれども、これまで「どうにかなる日々」や同人誌でも確かBLは書いてたし、何よりこれまでいろんな性のあり方について書いていた方なので、まだ出てなかったんだ、意外、ぐらいの感想。
お兄さんがほんとにいい人で、でもほんとにダメな人なのが萌える。なんだかんだで受け入れちゃう弟も。
決してベタベタはしないけれども突き放せもしない、その微妙な生温い距離感がリアルな肌触りを感じさせる。
そして血の繋がってない息子も実の息子と同様に可愛がって、心配して、大喜びするお母さんがかわいいです。 -
まずちんこ踏むシーンがあって幸せでした。踏むというか
距離感やその人らしさがリアルで素敵でした。あくまでふつうじゃない兄ちゃんでも兄ちゃんでいたいという思いが可愛すぎました。
兄弟ってこういう距離感だよなあうんうんという感じ。遠慮無い物言いと過去を知る者どうしというエッセンスがとてもよかった -
なんともなりやんことと、しやんとしてもとめられないことを考える。なりやん、とか、しやん、って関西弁のなにかだったですよね。これ使いかたあってますかね。
志村貴子大先生の描く漫画がだいすきです!たとえ火のなか水のなか、どこだってついていきますからーそれがーたとえーBLだったとしてもー全然問題なくー
じっさいぜんぜん問題なかったです。よかった。すごくよかったです。怠惰のなかに熱情があって、まあそれは同時に欲情でもあって、劣情ね劣情、それに不憫さを感じるなかに同情、いや、愛情があって、んもー、ってなります。なりました。
みんなもよみましょう。夏だし、読書感想文書くのにもちょうどいいと思うよ!そういうのがさらっと通る世の中であってほしいよね、そうよね。ええと何の話だったっけ。 -
志村貴子さんの初BLめっちゃ面白かった!義兄弟同士なのに仄暗さは一切なし。兄のストレートな変態さとそれをバッサリ切る弟の掛け合いの面白さ。志村さんなので漫画の上手さはピカイチ☆繊細な心の移り変わり、特に弟の好きなのに嫌いという微妙な感情の描写にきゅんきゅんします(๑´ω`๑)♡キュン そしてそれを笑いを交えていかにもあっけらかんと描いているところが素晴らしいと思いました。二人暮らしのその後が読みたい!