転生の神王妃 ~夜に抱かれる少年~ (ビーボーイノベルズ)

著者 :
  • リブレ
4.20
  • (3)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 32
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799731994

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 何だかよく分からない理由で無理矢理家族と引き離されたニュイマ。悲しんでいても周りに攻撃的にならないニュイマには、幸せになって欲しいな。と思わずにはいられない。そんな中で出会ったジグメも同じ気持ちだったのかも。ジグメの見た目を忌避せずに、素直な反応をしてくれるのだから。見た目のせいで怖がられ続けたジグメと、とにかく純粋なニュイマ。2人が力を合わせて、自分達も周りの人たちも幸せにしていくところをもっと見ていたくなった。

  • オリジナリティ溢れる世界観とストーリーで面白かった〜。異世界転生かと思いきや、転生を繰り返す王様(神託で発見される)の国と妃に突如選ばれた遊牧民の少年のお話。モンゴルっぽい世界観。
    ストーリーも、読み始めでは予想してなかったえ?そうなん?という展開で最後まで楽しめました。

  • ★3.5。一夫多妻、一妻多夫が普通の世界。転生を繰り返す神王の第三妃としてお告げがくだった遊牧民の少年(受け)。拉致され王宮に連れてこられた受けは、そこで不吉とされ忌み嫌われる黒髪黒目の攻めと出会い惹かれ合う。
    展開的には王道で読みやすくキャラも魅力的でした。

  • とても面白くて、どんどん読めました。
    生まれ変わり―転生―神王という辺りから、咄嗟にチベットのダライラマを連想しましたが、やはり、「あとがき」を読んで、チベットの世界観で描かれたと知り、納得でした。

    私的には最初、ジグメが登場したときは彼が神王なのかなと思ったのですが、それでは内容が薄すぎますね。私の読みが甘すぎました―笑
    前の神王が暗殺された時、自分の魂を二つに分けて飛ばし、本来なら一人の神王として転生するはずなのに、敢えて二人に分かれて誕生した―その新たな神王が主人公のニュイマとジグメであったという想定も興味深く、何より主役の二人のキャラも最後まで他者のこと、民や国を思うブレない優しさというのはやはり神王という選ばれた人にふさわしい器なのかなと思います。
    ただ、タイトルについては少し微妙な気もしました。
    神王が一時的に偽妃に仕立て上げられていたから?
    ここは誤解を招きかねないタイトルより、もう少し別のタイトルであって欲しかったような気がします。
    後は、究極の悪役の摂政、随分と悪事に悪事を重ねてきて、最後で雷に打たれたのは神罰と描かれていました。
    すべてが明らかになるまで神々は罰を下さなかった、、、とありますが、これはちょっと不自然なような気もします。
    ストーリー展開上やむを得ないこととは判るけど、やり、途中でも怪我をするとか、病気になるとか、ちょっと罰らしいものが起こっていた方が流れとして自然だったんじゃないかと、、、
    あれだけ悪いことして、何事もなく過ぎていたのに、ラストでいきなり雷で即死って、ちょっとご都合主義的かなと―。
    面白かったけど、そんなことも感じました。

  • 悪魔の血筋と恐れられる大臣・シグメ×遊牧民の少年・ニュイマ。
    チベットをモデルにしたファンタジーもの。とてもおもしろかったです。ふたりのお互いに惹かれて心癒されていく様子がとてもよかった。
    短編も素敵でした。

  • 大好きな夢乃咲実さんのお話。
    ファンタジーは設定がしっかりしていればしているほど面倒になって読み進まない人間なのですが(設定コーナー超えたら楽しく読める)、このお話は舞台がチベットあたりぽいので、旅行記を読んでいるような感じでとっかかりから楽しく読み進めることができました。
    途中ドキドキでしたが、おぉ〜❤️な結末で本当に幸せな気持ちで読み終えることができました。SSで10年後が読めて嬉しかったです。結ばれた2人のその後って気になりますもの。2人の愛が強固になっているのを感じられてすごく良かったです。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

夢乃咲実 Sakumi Yumeno
4月22日生まれ、おうし座のAB型。
かなり癖が強いと言われるチベットの本物のバター茶は飲んだことがないのですが、
ほうじ茶を使うレシピはなかなかです。ぜひお試しを♪

「2019年 『花は獅子に護られる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

夢乃咲実の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×