泣き虫姫が政略結婚したらとろとろに愛されました (乙蜜ミルキィ文庫)

著者 :
  • リブレ
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799732557

感想・レビュー・書評

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  • TLもの二冊目読破。
    TLはこういうものなんだろうなという気持ちと、ある意味BLより激しいなって感じ(笑)

    タイトルにあるとおり泣き虫な令嬢のアメリアが王太子ユリウスに愛される物語。
    この泣き虫というのは、ただぐじぐじしているのではなく、俗世間に触れないように家族から監禁状態で外部と触れあわないために本当の箱入り、世間知らずに育てられていてやることなすことがわからないことだらけだから。
    未来の王妃様となるのでそういう立ち居振る舞いは教えられているけど実践は別の話。
    男性との触れ合いも社交場のやりとりも、かごの中の鳥のように守られていたので自信のなさも相まって不安で涙を零すアメリア。
    そんな彼女を見たら、そりゃあ男性はキュンとしてしまうでしょう。

    この政略結婚に乗り気ではなかったユリウスは、誓いのキスで泣かれたことから優しく丁寧に接します。初夜での歩み寄り方はとても好感度が上がりました。
    家族以外の男性に初めて接したに近いアメリアもユリウスに応えようと自分なりに頑張るところが可愛くて好ましいです。
    話が進むにつれてアメリアが強くなっていくところも良いですね。

    そして同時にアメリアに対するユリウスの烈火のごとく燃えさかる執着と劣情と愛情もすごい(笑)
    貴族同士の暗黙のルールが通じないアメリアの無防備さにユリウスはハラハラしたり時にイライラしたりしますが、それをアメリアにぶつけてはいけないと自制しつつ、物腰が柔らかで丁寧な言葉遣いなユリウスが何度も「くそっ」と態度に出てしまう余裕を無くすところが好きでした。
    本当に色々なシーンで呟かれるコレは都度意味合いが違うので面白いです。

    …まだ数を読んでないので比較しようがありませんが、エッチなシーンはとても官能的でいやらしかったです(良)好きな作家さんになりそうです。

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