雷神とリーマン四 (クロフネCOMICS くろふねピクシブシリーズ)

著者 :
  • リブレ
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本棚登録 : 179
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784799741856

感想・レビュー・書評

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  • 積本。雷遊と大村、2人の幸せを願うけど、どうなるのが一番何でしょうね… 大村の気持ち、雷遊の気持ち、そして雷遊が人間になった時の夢。優しい2人が歩んでいく未来に、沢山の本物の笑顔があると良いな…

  • めっちゃ好き。切ない。いいわあ。

  • 子孫を残したいっていう願いや、男女のカップルが出来たことで一段と男同士って事が…次の巻で乗り越えて欲しい

  • 「雷神とリーマン1~5巻」の感想記事(SSブログ)へのリンクです。
    https://yuri-hyky-dia-issho.blog.ss-blog.jp/2020-11-04

  • CD付き

  • BLとしての萌えはなくなってきたなー。いや、壮大な話でそれはそれで深いのですが、最初求めていたものと違ってきてしまった。

  • 仕事のできる大村さん…!最終巻が楽しみ。どうなるのかなあ。

  • いきなり、ブッ込ませてもらうんですが、殿堂入り作品の中でランクアップです
    きっと、他のファンの方も同意してくださると思うんですが、この(4)で、RENA先生は一皮剥けています

    大系統で言えば、BL漫画なんですが、こう、単純な同性愛を描いている、そんな感じではありません
    もちろん、他のBL漫画を貶めるつもりは全くないんですが、スケールがデカいと言うのか、ストーリーの厚み、端的に言うと、パンチの破壊力が凄まじいのです
    数字に出来るものではありませんし、ジャンルも異なっているので、正確に同等と言う訳でもありませんが、『かわいいひと』の斉藤けん先生と互角に、リング中央で、しっかりと踏ん張って殴り合えるだけの地力が備わり出している、と私は、この(4)で感じました
    この『雷神とリーマン』は、神様と人間が、程好いスローペースで近づいていき、仲睦まじくなっていく内容なのだから、どちらかと言えば、友藤結先生の『贄姫と獣の王』、こちらの方が比較対象として相応しいのでは、と思う漫画読みの方もいるでしょう
    あくまで、私の中で、の話になりますが、ちょっと違うのです
    どう違うのか、それを上手く説明できないのは、実にもどかしいんですけど、『贄姫と獣の王』が異種族恋愛譚だからこそ、比較対象にしづらいのです
    極端な話、私の中では、この『雷神とリーマン』、畑違い過ぎるだろ、と突っ込まれるかもしれませんけど、(漫画版)『仮面ライダークウガ』や『風都探偵』とも対等に殴り合えてますからね

    こちらも、私独自の感覚なので、「?」と思われそうですが、この『雷神とリーマン』は間違いなく、本物です
    漫画に、本物も偽物もないだろう、と思う方もいるかもしれません
    ただ、私は、世の中には、あるラインを越える事が出来る漫画が存在し、その作品は、私の中で「本物」扱いされるのです
    どんな漫画にしても、描き手は生みの苦しみに悩んでいるはずです
    苦しめば苦しむほど、自分を追い込めば追い込むほど、作品の質が上がっていきます
    漫画家の中には、途中で力尽きてしまったり、ここまでの努力が自分の精一杯と見切って、そこまでの苦しみにしか耐えられなくなるかもしれません
    けど、時にいるのです、化物を己の内に飼い、どこまでも進んでいけちゃう漫画家が
    判りやすい有名どころを上げると、尾田栄一郎先生や鈴木央先生、藤田和日郎先生、また、羽海野チカ先生です
    この先生方の作品であれば、「本物」って表現を使っても、何となく理解できる、そう思ってくださる方もいるんじゃないでしょうか
    そんな作品と比べれば、まだまだ、力不足かも知れませんけど、この『雷神とリーマン』も「本物」と言い切れる作品です
    私が、そう感じるのは、ストーリーの展開です
    安易なハッピーエンドに逃げるのは良しとせず、作品内で葛藤するキャラクターの心情に自分を重ね、どうやったら、彼らが一緒に幸せになれるか、自分はどんなサポートが出来るか、を必死に考えて、たった一つだけの答えを目指して、自分でハードルを上げる、もしくは、真っ暗な海底へ潜っていく
    読んでいるこっちを心配にさせる漫画家になってきました、RENA先生も
    成長そのものは嬉しいですが、頑張りすぎて倒れないか、不安にもなります
    けど、そうは言いながらも、私を満足させてくれるラストに期待してしまうのですから、とことん、私はおぞましいですね
    情けないと言うか、申し訳ないと言うか、恥ずかしい人間です

    何やら、ここまで、自分の感覚から来る、RENA先生への感謝、『雷神とリーマン』の良さを語っているだけで、(4)の内容に、ほとんど触れていませんね
    今更感はありますが、この『雷神とリーマン』(4)は、平成最後に読み、令和最初に感想を書いている漫画です
    信じる、信じない、そこは皆さんの判断にお任せしますが、漫画に関しちゃ、嘘は吐かない、ハッタリをかまさない、ブラフを張らない、を信条にしております、「黒狗」の優樹は
    それは、さておき、この(4)の感想を端的に言うなら、「考え、気付き、変わる」でしょうか
    えぇ、私もシンプルに纏め過ぎたかな、とは思いました、今
    けど、一回、これにギュッと凝縮したら、他の人に理解してもらえるレベルの説明が出来なくなってしまいました
    愛を知るからこそ、相手がより大切に思え、共にいる事を願え、二人だからこそ生める幸福を望み、ぶつかって越えなければならない壁が増えていき、相手を失うこと、離れてしまうこと、届かない場所に行かれてしまう事が怖くなる
    それは、きっと、異性愛でも同性愛でも、同じなのかもしれません
    恋愛の「好き」には、性別も立場も種族も関係なくなくなる、そういうものなんでしょう、多分
    この(4)を読んで、しみじみと思ったのは、程度はあるにしろ、真っ向から向き合って、自分の気持ちを相手へ、感情を乗せた言葉にして伝える機会は、適度に作るべき、ということです
    神様だって、言われなければ、言って貰わなければ、通じ合えなくなる事があるんですから
    ついに、愛を識る事が出来てしまった雷遊様
    果たして、オオムラさんと雷遊様は、これから、どんな歩き方で、ゴールを目指すのでしょうか
    次巻が楽しみで、ドキドキします
    ただ、読んだら終わっちゃう、となると、読めないかもしれません
    それはそれで、漫画家に対し、失礼な話だと頭では分かっているんですが、恐怖で心が軋んで、手が止まっちゃうんですよね
    こればかりは、(5)が出た時の私が、どんな精神状態か、で決まりますね

    これまた、「ここで!?」と言われそうですが、ドラマCD化&舞台化、おめでとうございます
    どちらも、めでたい話で、ファンとしては、歓喜と感謝
    次は、アニメ化ですね。これだけ、読み手の胸を全力で打てる漫画を、アニメにしなかったら、もったいなさすぎです
    もし、私にその手の権限が与えられたならば、『3月のライオン』を作ってくださったメンバーに、この『雷神とリーマン』のアニメ化をお任せしたいです

    あと、これも私の勝手な我儘になってしまいますが、グッズも出て欲しいところです
    私的に欲しいのは、キーホルダーやラバーストラップ、缶バッジ、ピンバッジの類です
    こういう小物の方が、案外、その作品のファンである事を同志にアピールしやすい気がします
    種類が多ければ、コレクター魂にも火が入りますね
    ただ、キーホルダーなどは鞄や携帯電話に付けていると、どこかで落としてしまう危険性があり、家の外へ持ち出せなくなる可能性があります
    我儘かよ、と言われそうですけど、一度、失くしそうになれば、皆さんも、私の感じる、ファンゆえの怖さに共感していただけるんじゃないでしょうか
    となると、欲しくなるのは、ネックレス、ネクタイ、シャツなどの類になります
    シャツは、そのまま、キャラクターをプリントするのではなく、そのキャラを彷彿とさせるアイテム、雷遊様なら雷鼓や勾玉、オオムラさんならおにぎり? を散りばめて欲しいです
    仮に、本当に作られて、プレゼントされる、また、購入したとして、着られるの、と聞かれたら、すぐに「着られる」と答えるのは難しいんですが
    恥ずかしい、それは有り得ません。そんな羞恥心なんか持っていたら、漫画読みなんか、やっちゃいられませんよ
    着たら、そのシャツに自分の汗や体臭が染み込んでしまい、洗わなければいけません。洗えば、生地が傷むかもしれません。方法を間違えたら、縮んでしまうかも知れません
    そう考えると、袖が通せなくなる可能性はあります
    お皿やコップなども欲しいと言えば欲しいんですが、万が一にも割ってしまった時のダメージが大きそうなので、
    一体、何なら貰って大丈夫なのか、自分でも分からなくなってきました
    いや、何も貰えないよ、ってツッコミはなしでお願いします

    どの回も、グッと来ないものはありませんでした
    RENA先生の中にいる化物と目が合った、と感じたのは、第九話「決断の巻」でした
    有体に言って、この(4)は、この回だけで二つ上の漫画になっています
    このストーリーを描くまで、RENA先生は、どれほど、自分、キャラ、世界との対話を真摯に繰り返したんでしょうか
    つくづく、私は、努力が足りない、と感じました
    せめて、RENA先生の一割でも頑張っていれば、小説家デビューは厳しいにしても、コンテストで最終選考に食い込めるくらいの実力が付いていたのかも知れません
    まぁ、こうやって、卑屈になって、「もしも」の話ばかりするから、一次選考にも入れないんでしょうが
    この感想を書き終えたら、すぐにでも、自分の小説を、次のチャンスを掴む為に書き進めようと思います
    自分のライトノベルが世に出たからと言って、RENA先生に会える可能性は低いでしょうが、0ではない訳ですし

    与えられたインパクトのデカさで言うと、番外編「立場逆転パラレル」も凄かったです
    違和感は妙にあるのに、どういう訳か、自然と受け入れられる設定、これだけでも、RENA先生の実力が凄いってのが伝わります、読み手に
    本編だけでも、結構、キャパがギリギリなのは承知しているんですけど、この番外編は続きが読みたいものです

    この台詞を引用に選んだのは、今の私にグサッと来てしまったので
    今の仕事に、遣り甲斐を感じてない訳じゃありません
    小説家としてデビューするまでの、一時的な繋ぎ、として就いた仕事ではないんですが、いつまでも続けられない仕事でもあります
    なので、毎日、自分なりに頑張っちゃいます
    ただ、虚しい、と思う事があるんですよね
    褒められたり、礼を言われたくて仕事をしている訳じゃないんですけど、誰かに頑張っている事を認めて貰いたい、とは望んでしまいます
    なので、雷遊様にお祝いされ、プレゼントを貰ったオオムラさんが、心底、羨ましくて仕方ありません

    随分と、長く、濃く、纏まりに欠ける感想になってしまいましたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました
    この『雷神とリーマン』(4)の良さが、他の漫画読みの皆さんにも伝わり、なおかつ、RENA先生に読まれても傷つけないものになっている事を、ただただ、願うしかありません

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