アラブ音楽入門 〜アザーンから即興演奏まで

著者 : 飯野りさ

• スタイルノート (2018年9月21日発売)

作品紹介・あらすじ

アラブ世界、特にシリアやエジプトを中心にした東アラブ地域の伝統的な音楽の基礎を紹介するための入門書。サンプル音源を聴きながらこの本を読み進めると、読み終わるころには初歩的なタクスィーム（即興演奏）の聴き方のコツがわかりはじめてくる。伝統的にアラブ音楽は和声を使わず、旋律のみが重視される旋律様式（旋法）。こうした音楽は今日の日本ではあまり馴染みがないため、まず簡易な旋律の歌を用いて学習し、伝統的なアラブ旋法音楽の特徴を少しずつ体験できるように工夫した。また、アラブ音楽の特徴である即興演奏の特徴や聴き取りのコツも指南。アラブ音楽の「通」になれる本。登場する歌は出版社のサイト上で聴けるようになっている。

感想・レビュー・書評

[徳島文理大学 徳島キャンパス附属図書館さんの感想 · 2021年7月7日]

【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/756925

[iculibさんの感想 · 2019年2月12日]

【新着図書ピックアップ！】
アラブ音楽入門 - アザーンから即興演奏まで
東アラブ地域の伝統的な音楽の基礎を紹介するための入門書。伝統的にアラブ音楽は和声を使いません。アラブ音楽は、旋律のみが重視されます。西洋音階でもなく、東洋の音階でもない、不思議な魅力のある音楽です。
An introduction to introduce the foundation of traditional music in the East Arab region. Traditionally Arab music does not use harmony. For Arabic music, only melody is emphasized. It is a mysterious charm that is neither a Western scale nor an Oriental scale.

[taqajyukさんの感想 · 2018年9月29日]

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著者プロフィール

中東地域文化研究（音文化）専攻。東京大学大学院総合文化研究科（博士課程）単位修得満期退学、博士（学術）。外務省専門調査員、東京大学東洋文化研究所特任研究員などを経て、現在、日本学術振興会特別研究員（PD）。アレッポを代表する音楽家ムハンマド・カドリー・ダラール氏に伝承歌謡を師事。著書『アラブ古典音楽の旋法体系:アレッポの歌謡の伝統に基づく旋法名称の記号論的解釈』（2017年、スタイルノート）が、第35回田邉尚雄賞を受賞。趣味はカーヌーンの練習。

「2018年 『アラブ音楽入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」