- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799900796
感想・レビュー・書評
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からすてんぐのがっこうに通うことになったインコが主人公。文章量は多め。
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おはなし。
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人間に助けられた天狗が、恩返しに来ました。人間の言葉を話せるインコのテンちゃんは、天狗の学校に通うことになりました。
人助けを学び、町のパトロールをするようになったテンちゃん。でもひどい嵐の夜、怪我をしてしまいます。なかなか目を覚まさないテンちゃんに、家族のみんなは、テンちゃんを天狗にしたことを後悔しますが.…
いつまでもチビちゃんと思っててた末っ子が、いろいろ出来るようになってお手伝いしてくれた時を思いだしました。
かわいい! -
表紙だけをみたら ただのユニークな絵本と思いきや…健気な鳥たちに、なんか 感動してしまいました♪
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昔話の現代版的な絵本がやぎさんの作品にいくつかあって、かめだらけと同じく、恩返しがキーワード。
やはりかめだらけだったように、今度は鳥だらけ。
いろんな種の鳥天狗が見てて楽しい。見返しに何天狗だか記載あり。
最初と最後が絵のタッチが違い、あれ?と思ったんだけど、昔話感の演出だったのかな。 -
町中の鳥がてんぐのがっこうに入学して人助けする話
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これ、最初にネットで表紙だけ見て、
「ん? てんぐ? でもこれ、インコじゃない?」
と思ったんですが、
人に助けられたカラス天狗が、恩返しのために、
鳥を「てんぐのがっこう」で
「てんぐ」として養成しようと思いつき、
それにいろんな鳥が参加して‥‥というお話で、
主人公(?)は、
ゆいちゃんとたっちゃんの家のインコのテンちゃん。
テンちゃんが、「インコ天狗」として大活躍♪
という物語。
テンちゃん、めちゃかわいい!
いやもうね、トリスキーさんたちに、ぜひぜひおすすめしたい絵本です!
宿題をしているテンちゃんの
「りんご くれー!!」ってとこ、かわいいです。
鳥さん用の小さい帽子と「ころも」も素敵。
わたしは、テンちゃんの枕元に、たたんで置いてあるのにしびれました!
次々とお見舞いにくる鳥さんたちに、
お母さんが、うげって顔してるのも、ツボです。
お見舞いに来た鳥たちの多彩なこと!
どこからスカウトしてきたんだろう、と言う疑問はここでは忘れましょう。
みーんな天狗の帽子と「ころも」をきているのに、
ちゃんと、ペリカンだったり、ペンギンだったり、ヤマセミだったりするのが、すごい!
(鳥の名前は、絵本の最後の見開きに書いてあります。親切!)
裏表紙の体操(? それとも踊り?)をする鳥さんたちがユーモラス!
右端に、オカメちゃんもいます!
(すみません、我が家にはオカメインコがいるものですから。。)
やぎたみこさんは、
「ほげちゃん」ではまったんですが、
「ぷくみみちゃん」は、ちょっと謎な感じでした。
でも、この「てんぐのがっこう」を読んだら、
すっかりファンになりました!
ぷくみみちゃんも、テンちゃんや鳥天狗さんたちも、
もちろんフィクションなんだけど、
その「フィクション」が、
ゆる~く当たり前に溶け込んで
肯定される世界なんだな、と思いました。
みんな「善意」の人(や鳥やもののけ)なんですよ。
世界がすごく優しい。
この絵本の肯定的な世界観は
小さい人たちを暖かく迎え入れてくれそうで、嬉しい。
そしてその世界を描く絵は、
意外と「濃い」のが面白い。
やさし~い、かわい~い、って絵じゃないの。
おばあさんなんか、けっこうしわしわだしね。
幼児と低学年のお子さんにおすすめです。
もちろん、大人にもね。 -
鳥たちが、人の役に立つ「てんぐ」になるための学校に通います。いろんな鳥がてんぐになって登場します。裏表紙にはイラストのどの鳥のてんぐか、説明付き。
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人間に助けられたカラス天狗が人間に恩返しをしたい、と天狗の学校を作る。
人の言葉を喋れるインコのテンちゃんは言葉を話せるカケス天狗組に入らないかと誘われる。
朝、学校へ行く男の子と女の子と一緒にテンちゃんも天狗の帽子と制服を着て天狗の学校へ出発。
訓練してだんだんとたくましくなっていくテンちゃんだけれど、パトトール中に怪我をしてしまう。
天狗の学校の色々な鳥たちがお見舞いに来てくれる。
夕方のニュースを見ると、崩れた家に取り残された人の救出をしてテンちゃんは怪我をしたことが判明。
えらいぞ、テンちゃん。
怪我も治り、テンちゃんはまたパトロールに励むのだった。
カケス天狗などいろいろな鳥が天狗になる発想は面白い。
カラス天狗とカケス天狗を掛けているネーミング。
テンちゃんが人を助けていばって「天狗になる」落ちも想像したけれど、それはなかった。
人間ののっぺりした顔の描き方が苦手。
人間以外の生き物なら受け入れられるけれど…。
どうにも不気味。