あの元素は何の役に立っているのか? (宝島社新書)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800218551

作品紹介・あらすじ

本書は天然元素から金属元素まで、全118の元素がそれぞれ身の回りでどのように使われているかを説明しながら、各元素の役割をわかりやすく解説。元素のことをより深く理解するための知識のほか、「海水はどんな元素からできているの?」「一番、値段が高い元素は?」「宝石の色はどんな元素でできているの?」など、元素がより身近に感じられるオモシロ雑学も満載です。

感想・レビュー・書評

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  • 各元素の紹介があっさりしすぎて、理系の自分には物足りなかった。

  • 元素に関する知的好奇心を満足させてくれる本。雑学も面白い。レアメタル、スマホに使われている金属の話など、身近に感じるネタを配したのはうまい。都市鉱山の話しなどは興味深い。

  • あの元素は何の役に立っているのか、というのは至極まっとうな疑問だ。だって、ほとんどは日常生活で聞かないじゃない。そんな疑問に対して、かなり端的に解説する本。別段特定の元素に肩入れするでもないが、さすがに人工元素は研究用で、直接はほとんど役には立っていないので、解説も2行で、「研究用」で締めたりしている。元素雑学も掲載されていて、高校生が元素に興味を持つためにはいいかなあ、という感じ。
    僕の疑問は、まだ出版から半年たっていないこの本が、なぜかどこのオンライン書店でも買えないこと。著者としてはこの手の本で有名な左巻健男さんの名が冠されているが、共著者はこの他に10人いる。いろんなことを想像しちゃったりして…ゲスな話ですみません。

  • 高校時代の科学の授業で元素周期表をそれなりに覚えたが文系だったので、フワッとしか覚えていないし、試験以降日常生活で元素周期表を見る機会が無かった。

    しかし、この本ではその元素が日常生活のどの場面でどの様に使われているかと言う事について紹介している。

    水素(H)や酸素(O)等をはじめ、日常生活でもよく耳にする元素もあり、その働きなどを読むとなるほどと納得する。

    またゲルマニウムなど日常生活では代謝を活発にすると広告で見ることがあるが、「その効果は科学的に全く確認されていない」とバッサリ切っている。
    科学の知識にかかるとエセ健康器具販売会社にインチキなんてあっという間に論破できると言うのはある意味気持ちがいい。

    元素を意識して生活をしていないが、日常生活のあらゆる場面で元素が顔を出している事にある意味新鮮に驚いた。

    そもそも自分たちの世界ではこの100種類ほどの元素から構成されていると言う事実を改めて考えると凄い事だと単純に感心してしまう。

  • 全元素について簡単に解説してくれている。

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著者プロフィール

左巻健男
1949年生まれ。東京大学非常勤講師。元法政大学教授。『RikaTan(理科の探検)』誌編集長。
千葉大学教育学部理科専攻(物理化学研究室)を卒業後、東京学芸大学大学院教育学研究
科理科教育専攻物理化学講座を修了。
専門は理科教育、科学コミュニケーション。
主な著書に、ベストセラー『絶対に面白い化学入門 世界史は化学でできている』(ダイヤ
モンド社)ほか、『学校に入り込むニセ科学』(平凡社)、『おもしろ理科授業の極意: 未知への探究で好奇心をかき立てる感動の理科授業』(東京書籍)、『面白くて眠れなくなる物理』(PHP研究所)、『中学生にもわかる化学史』(筑摩書房)などがある。

「2022年 『世界が驚く日本のすごい科学と技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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