- Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800227256
作品紹介・あらすじ
美しさと個性で選んだ世界の最高ブックストア50。
感想・レビュー・書評
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世界の美しい書店の写真集。
やはりヨーロッパの書店は景観の美しさと英字の書物がマッチしてとても美しいな…と思ったら、アジアの書店も負けず劣らずで美しい。
眺めているだけでいい気分になれる。
特に行ってみたいと思った書店↓
●エル・アテネオ・グラン・スプレンディド(アルゼンチン)
→かつて劇場だった建物がのちに映画館となり、その後改装を経て書店へ。高い天井はフレスコ画が広がり、2階席3階席に陳列する書棚にはぎっしりと本が詰まっている。色とりどりの本の背表紙が温かみのあるオレンジの照明に照らされていて、本当に美しい。
●リブラリアレロイ・イルマオン (ポルトガル)
→この書店も天井がとても美しい。こちらは青を基調としたステンドグラスとのこと。また、部屋の中央にある真っ赤な(螺旋?)階段は、美しい曲線を描くだけでなく、階段の裏側の装飾まで凝られていて、ずっと眺めていられるほど。
●順天外科醫院/保安捌肆Boan84 (台北)
→元々は日本統治時代に建てられた病院だった建物をリノベートしたもの。2階には台湾唯一の「探偵小説専門書店」になっているとかで、ミステリー好きとしては興味そそられる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世界の美しい書店を写真とともに紹介する、ただ眺めるだけで楽しい本。
私があこがれるのは、真ん中が吹き抜けで平積みの本や読書スペースが置かれていて、1階・2階の壁際に本がびっしり並んでいる書店。紹介されている中では「リブラリア・レオ・イルマオン」というポルトガルの書店が、階段のデザインも相まって私の中のベストである。
オープンさが魅力の書店もある。アメリカ・カリフォルニアの「バーツ・ブックス」は乾燥した気候を生かした屋外書店で、ふらっと入ってみたくなる。イギリス・ウェールズのエイ・オン・ワイという「古書の町」には、塀際や庭に本棚を並べた青空書店があって、のぞき見しながら街を歩くのも楽しそうだ。
建物そのものに歴史やストーリーが感じられる書店もよいな、と思う。
劇場を丸ごと書店にしてしまったアルゼンチンの「エル・アテネオ・グラン・スプレンディド」や、教会を書店にしたオランダの「ブックハンデル・セレクシーズ・ドミニカーネン」、日本統治時代の医院をリノベーションした台湾の「ボアン84」などは、雰囲気も含めて楽しめそうだ。
「独立系書店が増えるというのは、その街が健全であることの証だと思う」とは、中国・南京の「リブレリ・アヴァンギャルド」オーナーの言葉。アメリカでは、大型書店が姿を消し、独立系書店が増えてきているそうだ。
書店が次々と閉店する日本の未来は大丈夫なのだろうか。 -
書店とは
そもそも美しい場所なのだから、
わざわざ「美しい」と形容するのは言葉のムダ使い…
なんて。
夏井いつき先生(俳句)おなじみの台詞が浮かんでしまった。(^^;
ま、ともかく。
本が建物を支配し、まるで創造しているかの様な
神々しい書店写真集。
行けそう、と言う意味も込めて、
函館の蔦谷書店には興味津々。
この広い店内を読書好きな知人と共に
ゆったり散策するかのごとく本選びをした後、
「じゃ、後程暖炉の傍で落ち合おう♪」
なんて
楽しい時間が過ごせそうな気がする書店だな。 -
キレイでいいですね。
海外の図書館て温かみが感じられます。 -
特にcity lights bookstoreが好きです
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写真も最高だし、文章も最高。
自分のためだけの雑誌を読んでいるような贅沢な気分になりました。
世の中にはこんなにも素敵な書店がたくさんあるんですね。一度は訪れてみたいなぁ。外国でお気に入りの書店を見つける旅に出てみたいです。
本屋、と書くよりも書店、と書いた方が似合うお店がたくさん紹介されています。眺めているだけでも癒される本でした。 -
美しい写真に惹かれて手に取りました。こういうアートな書店を見るのは初めて、アルゼンチン、ポルトガルの書店の美しさにはため息が出ました。ぜひいってみたい、そこで本を買いたい、と強く思いました。学生時代パリの書店で原書買ったことが思い出され、懐かしさに浸れました。そういうゆとりをもう一度取り戻したい、まず本屋さんに行かなくちゃ、という気持ちに駆られています。
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劇場を書店にリフォームするなんてアイデアは、日本じゃ絶対に出てこない。
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旅行先の目的の一つに、『本屋』!
というのもイイですね〜。
かつて六本木に行くと、先ず立ち寄った『青山ブックセンター』。やはり、良いなぁ。。
久しぶりに行きたくなりました。