- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800235299
作品紹介・あらすじ
寝台特急での密室殺人、ピアニストの死の謎、元特撮ヒーローの受難、猛吹雪からの脱出-最強の『このミス』大賞作家、書き下ろし4編!!
感想・レビュー・書評
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ドラマ化された本です。
ドラマ化するために書かれたのかどうかは分かりませんが、もしかして作家さんたちは、無理やりねじ込んだスケジュールの中で急いで書き上げられたのかな?と思ったくらい、どれもあまり良いとは思えませんでした。
中には私が思うミステリーとは違った感じのものもあり。
単に私の好みではなかっただけなのかも。
書き下ろしとのことですので、こういう形ではなく、ちゃんと一冊として仕上げられた作品も読んでみたいと思います。 -
全て短編ですぐ解決するので気軽に読める。続きが気になって夜更かしして読まないといけないという悩みがない。
単純なミステリーだけではなく、他殺に似せようとしたけど自殺要素が入っていそうだったり、超自然的な展開だったり、殺人は起きていないけど殺意は感じられそうだったり、深く考えるとシンプルな善悪で判断できないような話な気がする。
列車の事件、弱さゆえに他人を傷つけ振り回してしまっているだろ、というところが染みる。 -
すべて既読って?
文庫で読んだのかな? -
中山七里 ピアニストの死の「意味するもの」
乾緑郎 ヒーロー俳優だった男のミステリアスな奇跡と振り回されるユーモア。
安生正 猛吹雪で首都凍結。生き延びるために発揮される平常時と違うリーダーシップ。
海堂尊 閉鎖空間の列車で起きる殺人事件。終点までに解決できるか。2重3重に用意された「転回」。玉村警部補シリーズ
どれも読みごたえあったが、さすが海堂作品が結論を予測させない展開だった。 -
これくらいの長さだとストレス溜めずに気軽に読めるなー
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4人の作家による短編集。
中山七里さんは岐阜県出身ということで、多治見市や瑞浪市の地名が登場して嬉しかった。以前約10ヶ月間住んだことがあったので。『さよならドビュッシー』も読んでみたい。
乾緑郎さんの短編は、謎がはっきり解けるわけではなかったが、会話のやり取りがおもしろかった。
安生正さんの短編では、大雪の東京が描かれていた。緊急事態の際に、2人の会社員の生死をわけたのは何か、について考えさせられた。パニックになって動き回ってはいけない。肝に命じたい。
海堂尊さんの短編は、この中では1番ミステリー色が強く感じられた。犯人は誰だろう?と読み進めるうちに犯人がわかるのだが、黒幕的存在が最後に判明。 -
こういう色々な作家さんの寄せ集めのような作品は次に読みたい人を探すのにピッタリ。
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オチが好きでそこに至るまでの過程がめんどくさいと思ったりしてあまりミステリーの長編は読まなかったりするけど、短編集なので一気に読めた。
読者の中には酷評もあるけど、面白かったな。ミステリーの醍醐味を味わった感じ。海堂尊さんはすごいな。読みごたえがあった。