なぜ人は生まれ、そして死ぬのか

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800238658

作品紹介・あらすじ

ネパール人だった前世の記憶を持つ日本人女性。はたして彼女の記憶は本当なのか?懐疑しても、懐疑しきれない事実が積み上がる。生まれる前の記憶を持つ過去生記憶、生死の境から復帰した臨死体験、ありえない偶然が重なる神秘体験、死者と交信する霊媒現象…、そこに隠された真実とは何か?前世を語る子供たち!ミディアム(霊媒)が語る来世!「生まれ変わり」研究の世界的拠点、バージニア大学の日本人教授が、神の領域に迫った!

感想・レビュー・書評

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  • ・パスカルの賭け。神の存在は現時点では証明できないが、その存在を信じて生きた方が、存在を信じないで生きるよりゆうりではないか、ということです。神の存在を信じ、その教えに従っていきた場合、死んでから本当に神が存在した場合、永遠の命を約束されますが、もし神が存在しなかったとしても、それで失うものはありません。一方、神の存在を信じないで生きた場合、死後、神が存在しなかった場合問題は生じませんが、もし神が存在したら、その教えに従って生きなかったことで不都合が生じるでしょう。

    生まれ変わりを取り入れた人生観についても言えます。
    死後の生命や生まれ変わりを信じて生きた場合、もしそれらが事実だったとしたら、死後に愛する故人と再会し、魂の成長を喜び合い、この世での学びについて見直し、またわくわくしながら次の人生に向けて出発することができます。もし死が終わりにすぎなかったとしても、その時に意識はなくなっているわけですから、困ることはありません。一方、唯物論を信じて生きた場合、死が終わりであれば問題ありませんが、もし死後の生命や生まれ変わりが存在したとすれば、準備不足にあわてふためいてしまうかもしれません。
    このように「パスカルの賭け」の精神から考えても、死後の生命や生まれ変わりを仮定した人生観が「お得」だと言えるでしょう。

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著者プロフィール

1963年、三重県伊勢市生まれ。博士(Doctor Liberalium Artium、アムステルダム大学)。中部大学大学院教授、米国バージニア大学医学部客員教授。魂や霊の存在、輪廻転生を非科学的だと否定していたが、長女の誕生に立ち会った際の感動により「人知を超えた大いなる存在」に気付かされる。更に親友の死、次女の語った過去生記憶、自身の調査研究や様々な体験を通し、肉体は消えても魂は存在し自分達を見守ってくれていることを実感し、そう思えることの大切さを痛感。爾来、意識や心の問題の探求を続けている。著書・論文多数。映画『かみさまとのやくそく』(荻久保則男監督)出演。魂に寄り添う音楽活動も行なう。

「2021年 『「生まれ変わり」を科学する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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