- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800244611
作品紹介・あらすじ
「ジーク、口付けをしてもいい?」お試し婚中の陽気な辺境貴族リツハルドと、男前の元女性軍人ジークリンデ。トナカイを狩り、ベリーを摘み、凍結湖で魚を釣る。熟成肉の香草焼きに、トロけるチーズとパリパリソーセージ、ほかほかサーモンシチューを作り、食べる。狩猟民族的スローライフを通して、2人は無事、正式な夫婦になれるのか!?
感想・レビュー・書評
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ライトノベルの体裁だが、中身はじっくりと描かれた静かな恋愛小説だ。過酷な環境のために女性たちから敬遠される北欧の辺境(フィンランドだよね)の伯爵とおそらくドイツの元軍人の凛々しく気高い嫁ぎ遅れの女性の、仮結婚の生活を描く。過酷な自然の中での生活や徐々に近づく二人の関係の描写がなんかいい。でも地味だよね。
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登場人物はほぼ2人、会話が面白いわけでもないけれど、読むと気持ちが豊かになる奇跡の一冊。オススメです。
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え、これめっちゃフィンランドやん!
北欧と行っても結構スウェーデンだったりするのですが、
これはがっつりフィンランドで、食べ物もまんまフィンランド語で見たことあるやつで感動しました!
イラストものほほんとしつつ、話の展開があるので
面白かったです。トナカイ可愛い。 -
漫画を読んで原作に関心を持ちました。作中で表現された北欧の料理がとても美味しそうで楽しめました。
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なんか、懐かしの「家なき少女」が好きだったひとはきっと好きだと思うな
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まず、一言で言って神作品です。
こんなに面白い本に出会ったのはひしぶりです。
貴族とはいえ狩猟民族の生活を描いた作品で、狩りの仕方、肉の加工なども細かく描写されており、さらに出てくる料理はどれも美味しそう。
徐々に近づいてく2人の距離もじわじわと心温かく感じるものがあります。
そしてなんと言っても、書籍自体のクオリティの高いこと!
イラストや、1ページごとにあしらわれた雪の模様といい、本自体が美しすぎて尊い!
こんなに熱く語りたくなる本に出会えて本当に良かったです。 -
タイトルから想像するほどには貴族っぽくない主人公。
北欧のスローライフ話が7割、夫婦(仮)から徐々に関係が深まる二人の微笑ましい描写が3割といったところ。読むとほのぼのと心温まります。
何巻かで、熊の解体について可愛い挿絵で解説されていたのには笑いました。 -
北国の貴族男性が見つけた結婚相手は、凛々しい元軍人だった!というお話。後半はひたすら厳しい北国でのらぶらぶ生活。ただ単純に生活しているだけなのに、にこにこしている姿が浮かんで楽しく読めました。おすすめ。
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江本さんの元祖狩り暮らし(前に読んだのは借り暮らし)を読み始めてみた。スタートは『仮夫婦暮らし』でした。ハードな環境でほのぼの生活。リツハルド視点時ほぼ無口なジークリンデさんの心境が判る日記が意外と可愛らしく(?)て好きです。
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「はい、喜んで」そんな感じで(仮)奥さんであるジークと一緒にいるのが楽しくて仕方ない、そんなリツが可愛いです。表紙は見事に騙されました。プラチナブロンド(白髪よりこっちの響きがよくない?w)が旦那様、奥の赤毛が元軍人である奥様。今後の二人が気になりますよ。早くほんとの夫婦になるといいね。ハーレクインでいうと、デビー・マッコーマーのアラスカものに似てるかな。妻を得るために都会にやってくるヒーローみたいな、そんな感じです。