- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800245618
感想・レビュー・書評
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レトロカメラを専門として扱う今宮写真機店の店長の今宮さん。父の遺言により、形見であるカメラを今宮さんに託す事となった来夏さん。カメラに纏わる情報満載の内容なので、カメラ好きな人であれば、読むだけで楽しい気持ちになれるストーリーかなと思った。自分は特にカメラに詳しい訳でも無いが、ストーリーを楽しく読めた。主人公の名前が来夏(ライカ)さんと言うのも面白い。
来夏さんはカメラを売却する事をきっかけに、その写真機店でアルバイトを始める事となる。今宮さんとの関係も、暖かく、微笑ましく読み進められた。カメラや写真にまつわる謎に出くわすが、観察力の鋭い今宮さんにより解き明かされていく謎解きの展開も楽しめた。
最後にはその観察力で、実は出会った時から来夏さんの秘密も知っていた事が分かり、「そう言う事か」と変な違和感についてはも納得した。それまでの来夏さんに対する焦れったい今宮さんの対応も「ただ恋愛下手じゃ無かったのかな」と。。。
第二段があるなら、二人の今後展開を含め是非読みたいと思います。 -
谷中のフィルムのみのカメラ店に大量のカメラを売った来夏。カメラ店で勢いでバイトさせてくれと頼みこむが、それには理由があって……。ラストの展開はちょっといきなりでははー……と思いました。短編はどれも面白かった。
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思い出の時修理しますと同じような雰囲気で心地好く読み進められた。色んなカメラの紹介もたのしかった。
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クラシックカメラ好きには勉強になるし面白いと思う。
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読みやすくてあっという間に読めた。
話としては簡単かもしれなあけどカメラとの
関連性は面白かった -
普段デジカメしか使っていないので、フィルムカメラが斬新でした。ガッチリとしたミステリーではなかったので気軽に読めました。
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誰かが誰かのために起こす行動が起こす謎を谷中のカメラ店店主とアルバイトの女性が明かしていく話でした。
どれも優しい話でよかったです。
主人公の女性の暗い過去にはびっくりしました。
思っていたことと違いました。
二人の今後が気になる~!
興味はあるのだけれどあくまでカメラに興味があるデジカメすら触ったことのない初心者の私。
だからクラシックカメラの知識はわからなかったけれど楽しそうですね。 -
【収録作品】開かずの箱の暗号/暗い部屋で少年はひとり/小さなカメラを持った猫/タイムカプセルをひらくと/紫のカエル強盗団/恋する双子のステレオカメラ/あなたを忘れるその日まで