名前のない女たち 貧困AV嬢の独白

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800262356

作品紹介・あらすじ

"セックスを売る"18人の壮絶すぎる過去と現在-「AV女優」残酷物語。

感想・レビュー・書評

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  • AV女優の女性たちにインタビューして彼女たちの生きざまをレポートした一冊。
    殆どのAV女優たちが貧困とリストカットなど悲惨な生き方をして、売れっ子の女優でさえその生きてきた過程が壮絶な体験をしている。貧困の現場は売春であったりデリヘルやキャバクラなどの風俗系の職種が多く、そこに落ち込んできた女性たちは介護の仕事をしていた人間(いわゆる底辺の仕事をしていた)が多い。
    そして学歴のないものも多々いる。貧困と風俗への道、そしてAV女優という今の日本の女性たちの最後の道をたどる彼女たちのレポートは生々しい。

  • 風俗、アル中、売春、措置入院の井上沙耶(仮名)の人生の暗黒感が尋常ではない。15歳から売春というも凄まじいがアルコール依存で肥え太り不潔極まる環境のアパートで同棲するという美人AV女優の将来としてあまりにも過酷な現状に胸が震えた。

  • こうした現実があるとは。。。

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著者プロフィール

1972年生まれ。ノンフィクションライター。AV女優や風俗、介護などの現場をフィールドワークとして取材・執筆を続ける。貧困化する日本の現実を可視化するために、さまざまな過酷な現場の話にひたすら耳を傾け続けている。『東京貧困女子。』(東洋経済新報社)はニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞ノミネートされた。著書に『新型コロナと貧困女子』(宝島新書)、『日本の貧困女子』(SB新書)、『職業としてのAV女優』『ルポ中年童貞』(幻冬舎新書)など多数がある。また『名前のない女たち』シリーズは劇場映画化もされている。

「2020年 『日本が壊れる前に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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