天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800267146

感想・レビュー・書評

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  • ❇︎
    『このミステリーがすごい!』
    2016年 第14回 大賞受賞作

    なぜ黒女神は依頼者の最も大切なものと
    引き換えに資金調達の仕事を請け負うのか。

    スピード感のあるストーリー展開で
    謎に包まれた黒女神に迫ります。

    交錯する複数の謎と心理戦に
    思わず引き込まれるミステリー。


    ーーーーー
    黒女神は依頼者が最も大切にしているものを
    差し出すことと引き換えに依頼を引き受け、
    希望額の資金を調達するという。

    実際に姿を見た者が少ないため、都市伝説か
    詐欺かと言われていた黒女神とある事情から
    行動を共にすることになった役所の臨時職員は
    思わぬ事件に巻き込まれてしまう。

    事件解決だけでは終わらない、その先にある
    黒女神の謎とは。





  • 二礼茜がずばぬけているのでちょっと
    ちょっとその世界に入りにくいけれど
    すごい人もいると思えばまぁ楽しめる物語
    依頼人の資産を株取引で希望額に増やしてくれる
    うらやましいかぎりです
    物語の最初の仕事で助手になった百瀬良太が
    主な語りで最後の仕事までに2,3の仕事が
    描かれていました

  • 珍しい投資話が中心のミステリー、中盤までの短編的な部分はテンポも良くて面白い。メイン部は話自体は分厚いが、オチが弱い気がした。二礼茜はもっと謎だらけでも良かった気もするが、次作が楽しみ。

  • 看守の流儀著者の一作目

    ちょっとそこまでと思わずにはいられないとこもありつつ…でもキャラが立ってて伏線回収もしっかり雨の日に傘を貸せる人間でありたい。

  • 株の知識がなくても、充分に楽しめるけど、株の知識があったら、もっと楽しめたのかなと。
    「看守の流儀」が面白かったので、手に取った本作。個人的には「看守の流儀」の方が好み。て、いうか、「看守の流儀」が面白すぎるのかな。

  • 大変面白く読ませていただきました。女性でトレーダー余りいない主人公ですが確実に天才です。話の流れは前半は短編ぽく後半は本筋な感じです。只ちょっとリアリティに欠ける感が私には有りましたのが残念でした。

  • 面白かったです!
    今年から株式投資を初めて、株について色々勉強している自分にとってタイムリーな時期なので興味を持って読めたってのはありますが、それだけでなく主人公のニ礼茜がとても魅力的な人物として描かれてたからです。天才デイ・トレーダーとしての圧倒的な才能と、けして他の人に迎合せず、自分の感性と強い信念の元に力強く生きている姿に惹き込まれました。
    どこにでもいる一般人の良太という人物がひょんなことから助手となり、茜に振り回される様が彼女を孤高の天才といういイメージだけでなく、親しみを持てるキャラクターにしています。彼の存在がより一層彼女の魅力をひいては作品を引き立てていました。

  • 読みやすい。ブラックジャックの経済版。

  • 「このミスが」受賞作。
    主人公は魅力的だけど相棒がボンクラ過ぎて最初は中々読み進むのが辛かった。
    登場人物もクズ過ぎてイライラしたが無事、大団円を迎える。
    良い感じ!

  • 私の地元、金沢が舞台のひとつなので、いっそう臨場感がありました。

    株には疎いので、何度読んでもわからないところもありましたが、株取引の手に汗握るスリルは存分に味わえたかと思います。

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著者プロフィール

1972年、石川県生まれ。金沢大学法学部卒業。
2015年に『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』で第14回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞。
他の著書に『仕掛ける』『看守の流儀』(以上、宝島社)、『相続レストラン』(KADOKAWA)、『ダブルバインド』(双葉社) など。

「2022年 『看守の信念』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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