京の絵草紙屋満天堂 空蟬の夢 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

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  • 宝島社
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800276056

感想・レビュー・書評

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  • 三好さんの前作が気に入っていたので、今回のも読んでみました。
    時代物は読み始め苦戦するのですが、おぶんちゃんの過去がわかったあたりから面白くなってきて。

    冬芽との事も気になりながらも八重と一緒になって欲しかった。いや一緒にさせてあげたかった・・・

  • 「縁見屋の娘」に続き、この作者の2冊目読破。
    中々面白かった。
    絵草紙とは今時では大人向けの漫画?又は絵本?というところなのだろうか?
    戯作者、絵師、彫師、摺師と江戸時代の職人の技を駆使して大衆向けに作られた文化なのだろう。
    そこに、主人公である戯作者の行馬をはじめ、それぞれの過去や生き様を絡めて、更にミステリー要素のてんこ盛りなのだから面白く無いわけないか!

  • 縁見屋より、こっちのほうがおもしろかった!

  • 時代物らしい文面や文のやり取りも儚く素敵だった。
    けど!盛りすぎじゃないかな?
    構成が安易で適当にまとめちゃった感じ。
    長編を2時間ドラマに書き直したような
    ラストもスッキリしない・・・
    著者が何を表現したいのか理解できないのは まだまだ勉強不足なのかな?

  • 作者の前作の印象から、勝手にもっと
    ほのぼのした内容かと想像していたのですが...
    すんげ〜シリアスで血なまぐさい話だったりして(^ ^;

    登場人物が、全員「訳あり」だし(^ ^;
    だまし、裏切り、恨み、復習など、
    ネガティブなエネルギーに満ちている(^ ^;

    最後の最後も、ある意味「オチが無い」感じで...(^ ^;
    主人公の心情も、わりとブレブレだったりして(^ ^;
    何ともまぁ、不思議な作品どしたおすぇ(^ ^;

  • 侍としての名前と過去を捨て、京で暮らす戯作者・月夜乃行馬。懇意にする板元の満天堂書林で京の名所図会を執筆する行馬は、女絵師の冬芽が描く、哀しき想いを秘めた美しい絵に惹かれていく。同じ頃、行馬の仲間だった侍たちが、行馬が持っているはずの妖刀を振るう辻斬りに遭った、との報せが入る。自分を騙った下手人を探る行馬はやがて、故郷で起きていたある悲劇を知ることに…。

  • 行馬やおぶんや冬芽より「泣き般若」が気にかかる。一村を滅ぼした天からの鋼、その刀は泣き、光る‥‥
    なぜ?どうして?

  • 「縁見屋の娘」が良かったので本作も読みました。前作同様文章力は秀逸。おまけにストーリーも葉室麟っぽくて自分好み。もう文句無しです。著者の現代ものも読みたいものです。次回作も期待しております。

  • 初読みの作家さん。登場人物が全員と言っていいほど屈託を抱えているのが読んでいて重いが、それでも何とかそれぞれ決着をつけて歩み出すのが救い。タイトルが「京の絵草紙屋満天堂」という漠然とした枠組みなので、続編とか別の物語とかして続くのだろうか?

  • この作家の作品は2作目 後半になるにつれ、畳みかけるように展開していく。
    引き込まれて時間を忘れるところだった。

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著者プロフィール

作家

「2020年 『鬼呼の庭 お紗代夢幻草紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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