人生写真館の奇跡 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 289
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800292148

感想・レビュー・書評

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  • あの世とこの世の途中を結ぶ写真館、もしこんなお仕事があったなら、是非お手伝いしたいと思いました。

  • ファンタジー設定に、軽くミステリ風味を添えたハートウォーミングストーリー、でいいと思うんだけどなあ。ところどころ、そういう大枠をはみ出そうな部分があって油断ができない。「ねずみくんとヒーローの一枚」なんて傑作だはと思うが、プロットとキャラクターだけ取り出したらホラーじゃないか。なのに(だからこそかも知れないが)収まるものが、収まるべきところの収まるのが素晴らしい。

  • 読み終えた後、また最初に戻って「ある事」を確認したくなる。あの世とこの世の狭間にある「写真館」。ここでは人生の思い出写真を整理して、走馬燈を作る。それからあの世へ行く。死者を案内する平阪と死者たちとの関わりにも注目。それぞれの思い出が温かくもほろ苦い。過去に戻って何かを修正したり、やり直したりする話じゃなかったのが新鮮だった。思い出のアルバムを見て懐かしむような読後感。「ミツル」はミスリードだった。

  • 2時間かからないくらいで読了。
    2話目が好き。
    自分の走馬灯の写真も選びたいなぁ。

  • ⭐︎3.5

    この世とあの世をつなぐ写真館でのお話。あの世に行く前にみる走馬灯用の写真を年の数だけの枚数を選ぶのだが、1日だけ過去に戻って写真を撮ることもできる。
    面白い設定で前から気になっていたので読んでみました。
    生きている人みんな、あの世はあるのかわからないけど、人生の最後にこんな宿題があったらいいなぁとなんだか希望が持てるお話でした。泣ける系かな?と読む前は思っていたけど、読んだ後は暖かい気持ちになれました。

    読んだ後にカメラ好きに必読の一冊という口コミをみて、たしかにカメラの描写は細かかったですが、知らなくても楽しめましたよ!

  • これまでの人生の場面の写真を使った走馬灯を見せてくれる写真館の話。最後に自分の一生振り返える機会があるということの是非はともかく話としては良かったと思う。

  • 走馬燈を自分で選ぶというのが面白かった。

  • あの世とこの世の狭間にある写真館のお話

    凄く良かった…笑えるし、心にもグッと来るし
    気がついたら読み終わってました。

  • 人生が終わった時、自分の年齢の数だけの写真を選び走馬燈を作る事ができる。そして一度だけ、過去の最高の瞬間の写真を撮りに行くことができる…。最初のハツ江さんとミツルのお話が好きだな。平坂さんが一枚しか写真を持ってない理由…。ミツルのお話が一番最初ということか。続編も読んでみたいな。

  • 良かった。ホロリと。

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著者プロフィール

小説家

「2022年 『お銀ちゃんの明治舶来たべもの帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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