- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800297129
感想・レビュー・書評
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悪人が出てこない、誰も傷つかない。だけども「単なるおとぎ話のようないい話」を集めてるわけではなく、しっかりとリアリティがある。登場人物たちの心の葛藤が丁寧に描かれている。人生に少し疲れたとき、ほっこりしたいときにおすすめ。
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一つのカフェで交差する人との縁とそれぞれの想いが詰まった作品です。短編でサラッと読みやすいのに一人一人の人間性や心情がしっかり伝わってきました。
ココアっていい響きですね。コーヒーを愛飲する私はカフェではほぼコーヒー一択なのですが、たまにはココアを飲んでみたくなりました。甘くて優しくて、でもちょっぴりビターで。 -
タイトルとあらすじから、「マーブル・カフェ」を舞台としたお話かと思いきや、カフェどころか海をも越えてシドニーまで辿り着く。12話のオムニバス形式だけれども、しりとりのような繋がりで話が始まっていくのが面白い。読みやすいので、読書が得意ではない方にもおすすめ。優しく温かい世界観にほっこりできます。
青山美智子さんの本を何冊か読んでいますが、『あっ、この登場人物ここにも』という発見があるのが好きです。 -
「鎌倉うずまき案内所」を読んでから青山美智子さんの本をもっといろいろ読みたい!と思い、本屋さんでおすすめされていた「木曜日にはココアを」を読んだ。12個の短編集になっている。1番好きなのは、のびゆくわれらが1番好きだった。中学生の時に受けた国語のテストの問題に出てきて、解くよりも面白くて何回も読んでいた思い出笑
数年ぶりに読んでも、とてもよかった。人との繋がりがあってこそのささやかな幸せがあるんだなと感じた。サラサラ読めて読書苦手な友達に貸したら「たまには読書もいいもんだね〜」なんて言われて超嬉しかった。ほっこり温まる良い作品。ココア飲みたい!! -
再読。読むと身体の芯からじんわり温かくなる感じ。ココアという柔らかい響きにぴったりな素敵な作品は何度読んでも温かい。
人と人の縁っていいなあ、としみじみ思う。 -
まるでココアを飲んだあとのような、そんな心がほっと穏やかで温かい気持ちになれる作品でした。
12作の短編が収録されていて、それぞれの作品によって主人公の性別も考え方も職業も何もかも全部バラバラで共通点なんてないのに、唯一人と人の繋がりだけは1本の軸として通っているのがあまりにも美しくて。
自分の人生が誰かの影響を受けているのと同じように、気が付かないうちに自分自身も誰かに影響を与えていて、誰かの人生の1部になっている。
誰にも言えない心に抱えたものが人との出会いや言葉で救われる時もある。そしてその結果また自分も誰かを救う時がある。
人と人との繋がりや優しさ、温かさ。それを改めて実感する素敵な作品でした。 -
やっぱ今の気分には
こうゆう作品が合ってる
ほっこりな感じ -
心が温まるお話でした。
すごく面白くて1時間半ほどで読み終わりました。 -
慣れてしまったとたんに色あせていく幸福は、不幸であることよりも寂しい。
好きを素直に感じるだけで、体中が満たされる。
神様、ありがとう。私に「好き」をくれて。
この最大のギフトを、しっかり受け取ることができてよかった。
人目を気にして自分をごまかさないでよかった。
どんなに苦しくても、どんなに先が困難に思えても、「好き」さえあれば乗り越えられる。
お風呂に入ってる間に読めちゃうライト版