別冊映画秘宝ウルトラセブン研究読本 (洋泉社MOOK)

  • 洋泉社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800300270

感想・レビュー・書評

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  • 流石に研究読本と銘打ってるだけあっておふざけなしの真面目な作り。

    各話解説が知る人ぞ知る「12話会」なのには吃驚!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      darkavengersさん
      昨日の続き(川添愛[言語学バーリ・トゥード]12ニセ英語の世界 より)
      (P29) ルー語に近い言葉を話す...
      darkavengersさん
      昨日の続き(川添愛[言語学バーリ・トゥード]12ニセ英語の世界 より)
      (P29) ルー語に近い言葉を話すキャラクターに、霧隠サブローの漫画『魔装番長バンガイスト』のカーネル・ルイスがいる。(中略)文の末尾に来る言葉を英語に変え、そのまま文を終えている例だ。たとえば「調子にドントライド(乗るな)」(42話)
      (P33) 独特のギャグセンス、次々に現れるヘンテコな怪人、男臭い友情がごった煮になったような内容だが、破天荒と見せかけて絵は見やすく、ストーリーテリングも秀逸だ。子供の頃にキン肉マンとか好きだった人にはたまらないのではないだろうか。
      2021/01/12
    • darkavengersさん
      猫丸(nyancomaru)さん

      情報ありがとうございます。
      バンガイストは以前 書店で見かけた事があるのですが買いませんでした...
      猫丸(nyancomaru)さん

      情報ありがとうございます。
      バンガイストは以前 書店で見かけた事があるのですが買いませんでした。
      もし中古店で見かける事があれば手に取ってみようと思います。
      でも、キン肉マンとか好きだった人にはたまらないとの事ですが実はある理由で自分はキン肉マンが嫌いなんですよね。
      2021/01/12
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      darkavengersさん
      そうなんだ、猫は読んだコトないのですが、、、
      darkavengersさん
      そうなんだ、猫は読んだコトないのですが、、、
      2021/01/12
  • 大人向けウルトラセブン読本。
    巻頭に読者が選ぶベスト10があり
    1位「狙われた街」
    2位「第4惑星の悪夢」
    3位「史上最大の侵略」
    以下10位まで見ても随分渋い。2位なんか宇宙人は出てこない話だ。
    1位は卓袱台に座るメトロン星人が有名だが当時子供達に受けていたかどうか記憶にない。やっぱりエレキングとかキングジョーとか強くて判りやすい怪獣・ロボットが人気が有った様に思う。
    途中から人気がしりすぼみになり、予算も削減され、どんどんドラマ重視の作風になっていった。それで子供達は益々離れていく。
    この作品で一旦巨大ヒーロー物は終わり、「怪奇大作戦」が始まる。
    最終回のメガホンを取った満田監督も「巨大ヒーローはこれが最後と思いながら撮った。」と言っている。
    以下監督のインタビューより。
    有名なダンの告白シーン、いきなりバックが銀色に反転しアンヌとダンはシルエットになる。歌舞伎の場面転換に使う「切り落とし」を参考にしたとの事。
    宇宙人であることを告白された史上初の女性を演出するにあたり、劇的な効果を狙った。またアンヌの表情を敢えて見せず、風になびくロングヘアーと共にシルエットで見せる。(わざわざウィッグを付けて扇風機で煽った!)凄い演出だ。
    インタビュー記事が凄い充実している。監督、脚本家は勿論、1話だけ出たヒロインまでも探し出してきて当時の話を聞き出している。
    アンドロイドゼロ指令のアンドロイド役やピット星人とかの有名どころからソガ隊員のフィアンセ役やゴドラ星人が化けていた女性役まで!
    子供に夢を与え続けたウルトラシリーズだったが視聴率の低下には勝てず、シリーズ物としては一旦終了してしまう。
    評価されだしたのは10年以上たってからだろうか。「宇宙船」や「ファンタスティックコレクション」で特集されて徐々に評価が上がっていった様に思う。(あくまでも私の記憶)
    とうとうこんな立派な大人の読み物が出るに至った。
    読み応えあります。

  • 正直セブン研究本はこれ以前に他の本などで、かなりのめりこんでた口なので、いまさら感はありながら購読したのだが、関係者、特に技術関係のスタッフや客演俳優のインタビューはほぼ初めて知る話で嬉しかった。情報収集への著者・編者の情熱が伝わってくる素晴らしい一冊。それにしてもウルトラセブンというコンテンツの偉大さを改めて実感する。これだけこの作品について大勢の人に「いろいろ知りたいっ」ていまだに思わせてるんだから。

  • どのページを読んでも愛に溢れた一冊、出尽くしたと思われたセブンムック本でまさかこんな濃い本が出ようとは

  • 【ノート】
    ・アテネ書房でたまたま目にとまって購入。

    ・自分の中でのランキングはファンタスティック・コレクションを上回るものではないが、本書の方が資料的価値は高いと感じた。各回の製作秘話や視聴率まで載っている。また、ファンタスティック・コレクションの製作裏話が掲載されているのが興味深い。セブン本として敬意を払っているのが分かる。それ故、評論的解説ではなく、資料本としての価値を追求したのか。

    ・警備隊の各隊員へのインタビュー記事もよいし、菱見百合子さんへのインタビュアーが金子監督というのも面白い。ただ、隊員の中で一番好きだった故阿知波信介さんへのインタビューが、生前のものとして、一つでもなかったのかというのが個人的には残念なところ。ダンとアンヌは言うまでもないが、ダンとソガの絆というのも、セブンの一つの軸だと思っているので。

  • 出尽くした感のあるセブン本。今になってまさかここまでの本が
    出来上がるとは思わなかった。そこまで情報量と愛情に溢れた本。
    書店店頭で散々迷ったが、買って正解だった。

    しかしここに至っても12話が欠番のままで一切語られないのは
    やはりどこか間違っているような気がしてしまうな。

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