ワーママの毎日がラクになる! 子どもの「眠る力」の育て方
- 日本能率協会マネジメントセンター (2022年7月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800590398
作品紹介・あらすじ
子どもを持つ女性の7割以上が「ワーママ」として子育てと仕事の両立に奮闘する中、ワーママたちの悩みの一つが子どもの眠りです。
「夜泣きで何度も起こされてしまい、体力的につらい」「子どもがなかなか寝ない」「子どもが寝るのが遅い」など、人によって悩みはさまざまですが、慢性的な睡眠不足による体力的なつらさから、離職にいたったり、産後うつになってしまうなど、深刻な状態に陥ることも少なくありません。
また、そこまで深刻でなかったとしても、「背中スイッチ」や「添い乳問題」など、ほとんどのママが何かしらの寝かしつけや睡眠トラブルを抱えています。
そもそも日本では睡眠に対するリテラシーが低く、大人も睡眠を軽視しがちであるという文化的背景もあり、「赤ちゃんはそういうもの」「寝ない子だからしかたない」「しばらくしたら寝るようになるから」など、赤ちゃんの睡眠トラブルを問題として捉えていないことさえあります。
しかし、乳児期にしっかりとした睡眠習慣を身につけられなかった子どもは、大人になってからもちょっとしたストレスで寝付きが悪くなってしまうなど、その影響は生涯に及ぶともいいます。
このように、子どもの眠りはママにとっての大きな悩みのタネであるにもかかわらず、パパの協力や理解が得られない。それどころか、「もうすぐ寝そう」というタイミングでパパが帰宅して、子どもが興奮して努力が水の泡になる……という家庭も少なくありません。
本書では、意外と知られていない睡眠の基本を研究に基づいて示すとともに、パパ・ママで協力して、家族みんなでぐっすり眠れる睡眠習慣の整え方を紹介します。
感想・レビュー・書評
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他の寝かしつけ本でも言われている内容の概要部分だけ。月齢ごとや具体的なルーティンには言及なし。
①睡眠スケジュールを整えることで、努力や楽しむことに体力を使えて脳が発達する
②睡眠スケジュールを整えることはママ自身も楽になる。(自身の睡眠・朝の支度のスムーズさ)
③寝不足はイライラの原因になり、友達を叩いたりするようになる。(ママ自身のイライラの原因にも)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
よくある本かな
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育休復帰、慣らし保育の心構えが書いてあるのは参考になる。
サラサラ読めたけど、どこまで実践できるかな… -
とくに目新しいことはなし。常夜灯も良くないらしい。赤ちゃんの睡眠に特化してるかと思いきや、そうでなくて少し肩透かし。
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こどもの睡眠については1,2章までで、3〜5章はタイムマネジメント、保育園の利用法など、夫婦での業務分担についてと睡眠や寝かしつけに特化した書籍ではありませんが、全体として読みやすく、1.5時間程度で読了可能です。
うまく手を抜くことや、ストレスコーピングなどについての記載もあり、実践的な内容です。
個人的にはもう少し踏み込んだ内容、テクニックや知識が欲しかったので、★3つ。 -
「寝そうなタイミングで置け」「夜に起きたら消去法」「寝室の外で○分待て」のねんトレ本かな……と警戒しながら読んだけど違った。いっしょに日々を戦ってくれる感じがして、ちょっと涙がでた。
「眠る力」と銘打ってあるのは、小手先のねんトレでどうにかするのではなく、生活習慣全般を整えて「眠る力」を導き育てるという意味だった。今まで幾多のねんトレ本に傷ついてきたからすっかり疑心暗鬼になっていた。
保育園の1日の流れを家でも真似してみようとか、家事で手抜きできるところ探し・うまい分担の仕方の紹介など、現実的・実践的でとりいれやすい。
最終章のパパへの呼びかけのところは、ちょっとステレオタイプなダメ父想定が目立ってうーん? と思った(そんなパパが多いのかもしれないけど)。でもダメ父前提で書いておけば、ダメ父家庭なら「よしこれ読ませよ」、そうでないなら「うちはマシだな」となるから安全なのかも。