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- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800911315
作品紹介・あらすじ
その詩碑は全国700以上にも及んでいる。これほど多くの人に愛された詩人があっただろうか。国民詩人・坂村真民氏自らが選んだ珠玉の名詩三〇五篇。
感想・レビュー・書評
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愛別離苦の感情思考態度を言葉にのせる。その難しいこと。言葉にしてしまうと途端に薄っぺらくなる私は人間が薄っぺらいのだろう。詩の良さが少しは分かるほど成長したのかもしれない。詩の世界に入れたとき,詩人に共感してもらえた安心感のようなものがある。詩の世界に入れないとき,詩人と相容れない寂しさを感じる。物語でなく,随筆でなく,短歌でなく,俳句でなく,詩。詩を作るには感性と表現力,粘り強さ(厳しさ)が必要のようだ。「わたしは墓のなかにはいない わたしはいつもわたしの詩集のなかにいる だからわたしに会いたいなら わたしの詩集をひらいておくれ (p.188)」なるほど,そんな気がする。
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