図解 いちばんやさしい地政学の本

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  • 彩図社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801302303

作品紹介・あらすじ

トランプ大統領の就任、イギリスのEU離脱、中国の南沙諸島問題…地政学を知れば世界のニュースがより深く理解できる!

感想・レビュー・書評

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  • そうだったのか、世界の問題!
    日米関係、日中関係、冷戦、南沙諸島問題、ギリシャショック、ブレグジットにパレスチナ問題…世界史や時事のあらゆる問題が何故そうなったのか?
    「?」が「!」に変わる本。

  • フリーライターである著者が現在の世界情勢を図解も交えてわかりやすく解説した一冊。

    本書を読むことによって、アメリカやヨーロッパやロシア、アジアの各国の国家の戦略や歴史を図解を通して学ぶことができました。
    そして、世界各国の力関係や得意とすることが明確にわかりました。そして、今の世界情勢や各国の思惑も理解することができました。
    また、マージナルシーやリムランド、チョークポイントといった地政学の用語の意味も知ることができました。

    本書を読んでバッファゾーンを巡る争いから世界的な戦争に発展していることやランドパワーとシーパワーという視点を持つことで冷戦が共産主義と資本主義のイデオロギーとは違った側面が見えることは印象に残りました。

    グローバリズムの考えがが変わりつつある現代において、本書にある地政学を知ることで組織運営にも繋がると感じた一冊でした。

  • 最近良く耳にする地政学の入門書。アメリカ、ロシア、中国、EU、中東、アジアの各地域ごとに分けて解説。各国の首脳はどういう考えで世界を見ているのか、なぜ各地でテロが起きるのかなど、現在の世界情勢がわかりやすく説明されている。地政学を学ぶ最初の一冊としてオススメ。

  • パラ読み。
    流行りの地政学にのったまとめ本。
    とにかく知りたいだけならはじめの一冊に十分な内容かと。
    最近の話のネタが多いので外交関連のニュースが楽しくなる。

  • ▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
    https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/293154

  • 図解 いちばんやさしい地政学の本
    沢辺有司
    2017年6月22日第1刷
    2017年6月15日読み始め
    2017年6月18日読了

    地政学とは軍事戦略の理論である。地図を戦略的に見て、どうやって空間を支配するのかを考えるもの。でありそれに伴う概念(ランド・パワー、シー・パワー)などの説明と実際に現代の地政学的要因から起きている問題について分かりやすく解説した本。その名の通り入門書的一冊。
    耳にはするけど地政学ってナニ?と思う人にはゼヒ。最近聞く言葉なのでこういった本から知識を深めるのは良いと思います。

    ・ハート・ランド理論(ユーラシア大陸中心)イギリスのマッキンダーが提唱。「ハート・ランドを制するものは世界を制する」という考え。
    それに対して
    ・ワールド・シー理論(太平洋・大西洋など)アメリカのマハンが提唱。「大洋を支配するものが世界を制す」という考え。
    この2つの考えをベースにこれまでの各国の取ってきた政治的判断や、現代の国同士のぶつかり、問題を見ると戦略が見えてきて面白い。

    ランドパワーのロシアが南下政策を目指す理由。
    ランドパワーからシーパワーへ転換を目論む中国。
    国境が生み出す「緩衝地帯 バッファゾーン」という概念。大国の思惑と侵攻がぶつかる地域はこの緩衝地帯になりやすく、常に戦争の危険にさらされる。それが中東であり、朝鮮半島であり、台湾という国であったり、海洋であれば南シナ海や東シナ海であったりしてる。海峡も同じ。
    なので、武力が一定の安定をもたらすという事も書いてあり説得力もありました。
    オバマ大統領が消極姿勢だったからロシアや中国が台頭してきたのだという説明がそれ。

    こうした国と国の陣取りゲームに歴史的な背景や、宗教、経済的要衝という要因が加わって地政学を複雑にしてる。
    でもこうした「国の思惑」を知ることで今の世界の出来事を知る一端になるのは面白いですね。

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著者プロフィール

フリーライター。横浜国立大学教育学部総合芸術学科卒業。
在学中、アート・映画への哲学・思想的なアプローチを学ぶ。編集プロダクション勤務を経て渡仏。パリで思索に耽る一方、アート、旅、歴史、語学を中心に書籍、雑誌の執筆・編集に携わる。現在、東京都在住。
パリのカルチエ散歩マガジン『piéton(ぴえとん)』主宰。
著書に『図解 いちばんやさしい哲学の本』『図解 いちばんやさしい三大宗教の本』『図解 いちばんやさしい地政学の本』『図解 いちばんやさしい地経学の本』『図解 いちばんやさしい世界神話の本』『地政学から見る日本の領土』『ワケありな映画』『ワケありな名画』『封印された問題作品』『吉田松陰に学ぶ リーダーになる100のルール』『本当は怖い 仏教の話』『要点だけで超わかる日本史』『教養として知っておきたい33の哲学』(いずれも彩図社)、『はじめるフランス語』(学研プラス)、『地政学ボーイズ』(原案・監修/ヤングチャンピオン)などがある。

「2024年 『図解いちばんやさしい地政学の本 激動の世界最新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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