- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801305168
作品紹介・あらすじ
世の中にはどこに不幸や不運の種があるか分からない。バブル崩壊、リーマンショック、コロナウイルスの流行など、社会情勢の変化に翻弄されたあげく職や住居を失い、路頭に迷うような人もいる。
彼らはどのようにして落ちぶれていき、生活に窮する中で何を思って生きているのだろうか。
本書は、著者が過去に発表した不況にまつわる話の中から特に印象深いものを選び抜き、再編集したものである。さらに第1章では、新型コロナウイルスが原因で苦境に追い詰められた人たちの現状をレポートしている。
明日は我が身。自分が収録されている人物と似たような状況になったらどうするか。そんなことを考えるきっかけになる一冊。
感想・レビュー・書評
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コロナ、バブル崩壊、リーマンショック、大震災など…
不況によって人生が崩壊した15人のドキュメンタリー
明日は我が身…
そんな恐ろしさをじわじわと感じるドキュメンタリー
大手百貨店勤めから脱サラ、起業したものの…
大手企業からリストラ&リストラされた方
安定した会社員が家を買ったことがきっかけに…
兜町でバリバリと金融を扱ってきたのに…
水商売で成り上がっていた時にコロナ禍で…
などなど…
もうね、読んでたら他人ごとではない…
真面目なサラリーマンだったのに何が一体悪かったのか…
そんなつぶやきが行間から伝わってくる。
住所がなくなったら面接すら受けられない…
当たり前のことだけど
無くなって初めて気が付く社会のしくみ
住所がない→面接も受けられない→仕事はない→お金もない→野宿するしかない→ホームレス
この線路に乗っかると一人ではもうどうしようもなくなる
あの時こうしておけば…
あの時これをしなければ…
貧困は誰のそばにもいる
ふとしたきっかけから人生は崩れる
「今の自分は安定した会社、幸せなマイホーム、家族がいる”安全地帯”にいるから…関係ない…」
この本を読んでそんなことを言える人はたぶんいないんじゃないだろうか。
読みながら震えたのは私だけじゃないはず…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ホームレスになった人たち15人のドキュメンタリー。
それぞれの事情でそうなってしまって、、何も悪い事してないのに…
読んでいて辛くなりました。
1人だけ、ホームレスを脱出した人の体験談がありました。自分に取れそうでいちばん有利になりそうなものを取ったんです。そしたら、就活がうまくいった。
やはり、リスキリング大切ですね!
そういったサポートを周りかできたらいいですね。
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割とマジで面白かったっ! とか書いたらこの本に登場してきた”転落者”に怒られるのかしら…? 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、読んできた本ではありますけれどもね…今回はこのコロナ禍で転落した人の体験談も混ざってますねぇ…。
でも、個人的にはいわゆるバブルを経験した人たちの転落話の方が凄まじいものがあったように思いますね…イイ時代を経験していただけにね…その後の転落には歯止めがかからないのでしょう…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
僕と年の近い転落者…つまりは30代の転落者の話も身につまされましたねぇ…けれども、大卒者ってアレですかね、プライドが高いんでしょうか?? 自分はこんな会社に就職するような身分じゃないっ! みたいなね…どうにも自分を高尚な立場の人間に思っているようなフシがあるなぁ…そんなことを感じたのでした…。
さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー