困ったココロ (Sanctuary books)

著者 :
  • サンクチュアリ出版
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本棚登録 : 159
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801400016

感想・レビュー・書評

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  • 変態自虐ネタが多くて、ウッとなってる合間に、わかりみの深い教訓が忍ばせてあったりする。知ってる心理学用語もたくさんあったけど、改めて納得出来た物も多数。
    もうオバさんな私だけど、今よりもう少し上等な人間になれる様に、頑張ってみようかな、と思えました。

  • 「感じる科学」からはじまり、3冊目のさくら作品。
    好き嫌いがはっきりする文章だけれど、私は大好き。ちょっとおふざけが面倒くさいなあと思ったら、読み飛ばしても話の流れには全く支障なし。そこがいい。

    コミュ障のメンタル弱い人間が、心理学をざっと学び、それをざっと生活の中でどんだけ活かせるかをざっと解説・提案した本。
    「承認欲求」とか「セルフ・ハンディキャッピング」とか聞いたことのある心理学の言葉を、さくら節で解説している。
    私も何冊か心理学の本を読んでいるので、知っているものはさくら節を楽しみ、知らないものは面白可笑しく概要を知り、興味があれば参考書籍を読んでみようかなと思わせるもの。
    がっつり心理学っていうわけではない。入門書の入門書。

    非リア充のための心理学というスタンスはずっと保たれていて、自分を卑下したり八つ当たりをしながら、最終的には「じゃあどうすればいいのか?」というのを毎回考えている。
    「※イケメンに限る」のであれば、イケメンに見える「左右対称」に近づけばいいじゃないか、とか、失恋のパワーをストーカーではなく昇華に利用しよう、とか。
    8章、44の項目で展開していくのだけれど、その中でいくつかは私自身にも大いにヒントになるものがあった。
    自分は「場の設定」があるから、仕事中のコミュニケーションとオフの状態が違うんだな、とか。段階的目標設定ができていないから、自己肯定感がなくて達成感がないんだな、とか。
    リア充を目指すわけではないけれど、今よりももうちょっと楽しい生活を送れるためのヒントになりました。

    今回、一番面白かったのはインドでの値段交渉の件。p234
    「正直に言いまして、もし今後インドに行く予定があるという方は、「どうやってうまく値段交渉をするか」よりも、まずどうやったらインドに行かずに済むかということをよく考えられることをお薦めします(涙)。」
    鼻で笑った。

  • 著者の語り口が読みやすく、すぐに読み終えた。
    電車内で読むのはおすすめできない。
    また、絶妙なイラストも妙にツボにはまってしまって、見入ってしまうこともあった。
    著者はくすっと笑えるような例を出すことを好む。本書も例えば、の話から話が展開してゆく。
    元カノのFBアカウントを閲覧するための方法が多少えげつないが、どの話も楽しく読了した。

  • いい本!!!!

  • いやぁ。良かった。
    さくらさんの本を読んだのはこれで2冊目なんだけど、1冊目に続きおもしろおかしく為になる本てな感じでした。
    1冊目は世界情勢のニュースで、今回のは心理学と言った繋がりは全くないんだけど、さくらさん調で繰り広げられる文章はほんと好き。

    ・心理的リアクタンス
    ・希少価値効果
    ・承認欲求
    ・好意の返報性
    ・ドア・インザ・フェイス
    ・交渉は先手必勝で
    ・片面表示ではなくて両面表示
    ・単純接触効果
    ・拡張自我
    ・マッチング仮説
    ・昇華

    メモしましたよ。
    実生活に使っていきたいと思います。

  • 著者の良さが出ている一冊。面白く分かりやすくココロの動きを示している。自己開示の法則やカクテルパーティ効果(興味のあることをココロはひろう、だから興味を広げるのが大事!)など。

  • 心理学について説明しながら、自分の体験や自虐など、ギャグが入っていて思わず吹いてしまう所も。さくら剛さんの書き口に引き込まれた。いくつかこれからの人間関係で、面接などで、あるいは恋愛などで使えそうなものもあったので、試していきたいと思う。
    2015/4/16 読了

  •  いや~心理学的要素を十分に網羅されて実体験も多々こめられ良い本だと思うんだけどあまり評価されてないのか登録数少ないですね。

     これは単純な心理学の本オタクの妄想ではないと思えば読む価値は大いにあるのだが・・・

     人が信じるものというのは、「正しいもの」ではない。人は「正しいもの」ではなく「自分が信じたいもの」を信じる。
     
     人は自分が興味のある、魅力を感じる事柄に対しては集中して接し記憶力や理解力を発揮できるが、一方関心のないことについてはほとんど無視といっていいほど集中力を示さない。
     確かにこれに尽きることだろう。



     白熊効果 心理的リアクタンス ロミオとジュリエット効果 ハード・トゥ・ゲット・テクニック

     自己肯定感 承認欲求 合理化 セルフ・ハンディキャッピング 栄光浴 社会的手抜き
     
     美人の定義 ハロー効果 ゲイン・ロス効果 確証バイアス

     飴と鞭の法則 段階的目標設定 場の理論 外発的モチベーションと内発的モチベーション 自己効力感

     類似性ー魅力仮説 自己開示の返報性 ドラマ効果 風評効果 ペルソナ カクテルパーティー効果

     カニンガムの実験 ドア・イン・ザ・フェイス フット・イン・ザ・ドア フレームの調整 理由づけのお願い ベンジャミン・フランクリン効果

     バンドワゴン効果 サンクコスト効果 先手必勝の交渉術 恐怖説得 片面提示と両面提示 
     
     単純接触効果と吊り橋効果 選択肢の幻想とゼイガルニク効果 タッチング効果 マッチング仮説 恋愛とウソ 昇華



     かきれてぬのしろててにのふじがこすたごぎ

  • 非常に読みやすい。ファンならずとも引き込まれるのではと思う。たとえ話が絶妙で、だれもがうんうんうなづるのでは。

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著者プロフィール

1976年静岡県浜松市生まれ。中程度の引きこもり。ニートの現状を憂い一念発起して旅に出かけ、帰国後Webサイトで各方面の旅行記を発表。常識に囚われない独特の書き方が話題を呼び、トータル50万ヒットを超える人気サイトとなる。著書に「中国初恋」(幻冬舎)、「三国志男」(サンクチュアリ・パブリッシング)がある。

「2009年 『インドなんて二度と行くか!ボケ!! …でもまた行きたいかも』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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