報復催眠 新妻教師の寝取り方 (オトナ文庫 46)

著者 : HARE

• パラダイム (2016年12月20日発売)

感想・レビュー・書評

[駄目人間さんの感想 · 2018年3月31日]

評価：C+

珍しいスピンオフ。

・ストーリー
extern原作ゲーム「報復催眠」のスピンオフノベライズ版、といえばいいんですかね。

原作のストーリー詳細は以下参照。
http://crossover-game.jp/extern/hofukusaimin/index2.html
原作での展開途中で、主人公の復讐を目撃した女教師の口止めのために催眠をかけたら、実は女教師も復讐ターゲットであることを知ったために容赦なく復讐していく、という流れになってます。

ヒロインは真面目で、教師としての情熱に溢れた婚約者持ちの女教師。
原作側のヒロインは状況説明以上の登場はないです。

催眠によって認識を歪められ、婚約者の為に花嫁修業をするということで体を淫らに開発されていく様がじっくりと描かれています。
ヒロインは催眠がかかり難いんですが、体を開発されていくことで催眠を徐々に受け入れていく展開もしっかり書かれているし、催眠が解けたときのギャップもちゃんと書かれている点は高評価でした。

最終的には婚約者は不能にされ、自分は生徒指導として男子生徒の性欲処理をし、子供を孕んで婚約者とその子を育てていくというところまで歪められるという…婚約者と教職という、ヒロインにとって大事なものを完膚なきまでに叩き壊すというなかなかにえげつない展開になってます。

完全スピンオフなので原作要素はないですが、催眠による復讐物としてはしっかり読ませる出来になってますし、エロ部分も十分なのでこの手の話が好きなら十分満足できるのではないかと。
ただ、原作のノベライズが先行してあればもうちょっと分かり易かったかなと思わなくもなかったです。

・挿絵
YUKIRIN先生画。
楚々とした、しかしむっちりとエロ体型なヒロインがしっかりと描かれていると思います。