シグマフォース シリーズ10 イヴの迷宮 上 (竹書房文庫)

  • 竹書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801911246

作品紹介・あらすじ

遺伝学者レナ・クランドールとローランド・ノヴァク神父は、クロアチアの洞窟でネアンデルタール人の遺骨らしきものと壮麗な壁画を発見するが、謎の一団の襲撃を受けて洞窟内に閉じ込められる。シグマフォースのグレイ・ピアースとセイチャンによって救出されたものの、遺骨は奪われてしまう。遺骨の謎を探るため、グレイたちはアタナシウス・キルヒャーという十七世紀の神父が残した手がかりを追う。一方、アメリカにいるレナの双子の妹マリアは、調査に訪れたジョー・コワルスキと飼育しているゴリラのバーコとともに、中国人の一団に拉致されてしまう。ネアンデルタール人の遺骨と北京で行なわれている謎の実験の関連は何なのか?物語の前日譚に当たる短編『ミッドナイト・ウォッチ』も収録。

感想・レビュー・書評

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  • シグマフォースシリーズ。クロアチアでネアンデルタール人の遺骨らしきものを発見するも謎の集団に襲われる。遺骨の謎を追いキルヒャーという17世紀の神父にたどり着く。謎の集団の目的はなにか、人類の進化の秘密を追う。
    コワルスキーが主役の話しでグレイは歴史担当だが、今回は歴史方面はあまり面白くない。こじつけと戦闘ばかりだった。敵側もグレイ達が何を追っているのか理解していないのですごく間抜けに見える。

  • 類人猿・猿人から人へ。
    現生人類になるまで、様々な種族がいたのに歴史の何処へ消えていってしまったんだろう……。
    改めて人間の定義って、なんだろうと思います。

  • ちょっとマンネリ化?

  • そして人類はホモデウスを目指す。題材は興味深いけど、迫力にかける。

  • 下巻にまとめます!

  • 読書録「イヴの迷宮<上>」4

    著者 ジェームズ・ロリンズ
    訳 桑田健
    出版 竹書房

    p203より引用
    “ある時期から突然、人類はネックレスやブ
    レスレットを身に着けたり、愛した人を埋葬
    して食べ物や道具などを供えたりするように
    なった。なかでも最も劇的な変化は、自然界
    を描いた彩色画で洞窟の壁を装飾するなど、
    素晴らしい芸術作品を生み出し始めたこと。
    それこそが本当の意味での現生人類が誕生し
    た瞬間なの。」”

    目次から抜粋引用
    “ミッドナイトウォッチ
     血と影
     イヴの遺骨”

     科学者としての能力を持つ特殊部隊員達の
    活躍を描いた、アクションミステリ長編小説。
    人気シリーズ第10弾。
     深夜のシグマフォース中央司令部、いくつ
    ものモニターを前に、ハッキングへの対応を
    見守る、司令官・ペインター・クロウ。部下
    のジェイソン・カーターが言うには、ハッキ
    ングの手口からある国の関与が示される…。

     上記の引用は、遺伝学者による、人類の大
    躍進についての解説の台詞。
    生きる事とは直接関係が無い事をすることが、
    人が今の人である理由なようです。
     現生人類を人たらしめたのは?そうなるた
    めの変化を起こした原因をめぐり、息を呑む
    展開が繰り広げられます。
     豪快ないいキャラクターである、ジョー・
    コワルスキが大いに活躍する話の展開。彼の
    今まで語られていなかった素性など、ファン
    には外せないエピソードではないでしょうか。

    ーーーーー

  • "人類誕生の起源に迫る冒険活劇。科学の発展に倫理的な問題を排除してもよのか?人類の進化につながる研究にまい進する組織と米国国防総省の秘密特殊部隊シグマとの闘い。毎回登場するメンバーの活躍が描かれる。
    一見荒唐無稽に思われる内容も最新科学では実現可能かもしれないぎりぎりのところを描く著者の作品にはいつも驚かされる。
    発掘された骨のDNAから絶滅したはずの人類の祖先を現世に呼び戻したのか?
    まだ詳細は分からないまま、下巻へ続く。"

  • どんどん謎のテーマが遡っていって、この巻はとうとう3万8千年前の人類が突然進化した時代にまで至っている。
    あいかわらず世界のあちこちで同時多発的に事件が起きて、シグマの面々はそれぞれ大忙し、今回も大ピンチ。ここら辺のアクションとリーダビリティはさすがです。
    個人的には、お猿さん恐怖症のコワルスキの受難とそれにもめげない活躍ぶりが楽しかった。
    グレイは、お父さんの病気とセイチャンに骨抜きにされてから、ちょっと精彩を欠いている感じ……一応主役なのに、いまいちピリッとしないのが残念。
    本筋の人類学的ミステリーについては、下巻に期待。

  • ミッドナイト・ウォッチ
    コワルスキの意外?な一面が見えて面白かった。

    イヴの迷宮(上)
    人類の進化について解かっていないことが多い。知的好奇心からその謎を解こうとする人たちと、一国のため軍備増強のために答えを求める人たち。すべての人の未来を明るくする利用の方が良いと思うのだけれど。

  • シグマフォースシリーズ最新作。今回はモンクもしっかり登場。コワルスキも相変わらず。相変わらずテンポが良くて面白い。いままで興味があるけど今ひとつわからなかった、ホモサピエンスやネアンデルタール人などの関係が少し理解できた。下巻へ。

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著者プロフィール

[著]
ジェームズ・ロリンズ
James Rollins
1961年イリノイ州生まれ。1990年代後半から作家としての活動を始め、2004年に発表した『ウバールの悪魔』に登場した「シグマフォース」を、2005年の『マギの聖骨』から本格的にシリーズ化。歴史的事実に基づきつつ、最新の研究成果や科学技術を取り入れて構成した緻密なストーリーには定評があり、アクションシーンの描写でもアメリカで一、二を争う作家との評価を得ている。「シグマフォース・シリーズ」から派生した、元兵士のタッカー・ウェインと軍用犬ケインを主人公とする「タッカー&ケイン・シリーズ」(グラント・ブラックウッドとの共著)は、『黙示録の種子』『チューリングの遺産』の二作が刊行されている。また、少年少女向けの冒険シリーズとして『ジェイク・ランサムとどくろ王の影』を執筆している。
ジェームズ・ロリンズのオフィシャルサイト
■http://www.jamesrollins.com

「2022年 『セドナの幻日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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