桂歌丸 正調まくら語り 芸に厳しく、お客にやさしく (竹書房文庫 か 16-1)
- 竹書房 (2020年7月2日発売)
本棚登録 : 17人
感想 : 3件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801923003
作品紹介・あらすじ
1976年から2007年までにっかん飛切落語会に遺された78席にもおよぶ高座録音の中から厳選したまくらを活字化いたします。実家の横浜の遊郭のことから、江戸情緒溢れる人情のスケッチ、庶民を労わる社会への問題提起まで、故人の人柄が偲ばれる珠玉のまくら集です。
感想・レビュー・書評
-
歌丸さんがよみがえる
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
落語を文章で読むのが大好きな自分なんですが、往々にして「まくら」部分は省略されていることが多いのが残念に思っていました。しょうがないんですけどね。まくらってのはその場の空気とかで全然変わっていくものだからそこがいいものなんだし。
と思っていたらまくらだけを抜粋した本が。これは読まなくては!
で。とっても面白かったし、興味深く読んだんですが落語本編よりもまくら部分はよりその場で聞かないと面白さが伝わりにくいな、と。ライブ感の塊みたいなところがあるので。
あと実際に聞けばそんなことないんでしょうけども、文章にすると表現がちょっときつく感じるところがあるんですよね。今だったら各方面から差別だとかなんだとかクレームが来そうな・・・みたいな。
全3件中 1 - 3件を表示