- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801934504
作品紹介・あらすじ
拝み屋として東北で活動している著者ならではの自身が体験した恐怖譚を含む人気実話怪談シリーズ第8弾!身を苛む恐怖が襲い掛かる!
感想・レビュー・書評
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『墓穴を掘られる』
SNSで誹謗中傷を繰り返す男性の元に呪いの藁人形が送られてきた。
自業自得と思いつつも、郷内さんは解呪の儀式をしたのだが、
「実を言うと解呪に要した時間は、いつもの倍近くかかった。」(本文より)
とある。
どの程度のレベルまで呪いが解けてる、と肌感覚でわかるものなのだろうか。
『アイデアマン』
自殺まで追い詰められた男性が母親に慰められ、前向きに生きる事を決意する話。
泣ける。
『人喰い墓場』
表題作だけあって、いちばんおもしろかった。
これは墓場が舞台なのだが、場所の怪異という点と奇妙な雰囲気が三津田信三の『幽霊屋敷シリーズ』を彷彿とさせた。
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今回は中々、、怖かった。
テーマは『墓場』、うん、墓場は先祖などを敬うとこ、
それ以外で行ったら…そら〜碌なこと起きんよ。
マジで……(T . T)
さて、表題作の『人喰い墓場』
しちけらとふす、、、はぁはぁはぁ!
怪異の数々と尋常ではない犠牲者の数
全く得体の知れない怪異でかなり恐ろしく
楽しめた作品でした。
その他にも、『謎の住人』、『拾ったばっかりに』、『墓穴を掘られる』、『訴え』、『暗い地べたの紫おばさん』、『望みなき志願者』、『謎メット工房』、『アイデアマン』、などがおすすめです!!
さて今回の、郷内先生、、、拗ねてます?笑笑
郷内先生!大丈夫です!自信を持ってください!
あなたの作品はとても怖く、
楽しめる作品ばかりである!!
今後の活躍を期待してますよー!! -
人喰い墓場はほんと怖い
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殆ど怖い話で疲れたが楽しめた。
体験に近い怖さ。さすが郷内心瞳。
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いくつか印象に残る話があった。
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んー。今回は2よりの★3です。
郷内さん自身のストーリーは興味深いのですが、他の小説につながる短編が「おー!!!」となった位でした。
やっぱり私は郷内さんの人柄ファンなんだなと感じ、読了となりました。 -
もうシリーズ八作目になりますか郷内さんの「拝み屋備忘録」。八作目にして、シリーズでも屈指の恐怖に震えました。
表題の「人喰い墓場」がそれです。他の怪談も感じるものはあるものの、この恐怖に勝る話はありませんでした。
語られた限りでは、現在進行形であることがより怖い。単発の怪異でないのが、触れてはいけないものを知ってしまったという怖さを揺り起こします。
禁忌に触れる、ということでいうと「巨人の話」もか。
何に誘われて起きた怪異なのか、最初の集団自殺なのか。それとも、それ以前から土地に存在していた何かなのか。墓場であったということが生み出してしまった、引き寄せてしまった何かなのか。
郷内さんが関わることをしない、といっているので禁忌の場として、今も存在し続けているのでしょう。
帯にも書かれている言葉が怖いのよ。意味はわからないけど、聞き取れてしまう。意味はわからないのに、よくないものだと理解してしまう。怪談として聞いているからもあるだろうけど、震えがおさまらない。
かなりの衝撃と恐怖でした。他の怪談が霞んでしまうほどの。