藤原征爾君追悼特集に寄せて (バンブーコミックス 麗人セレクション)

著者 :
  • 竹書房
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本棚登録 : 78
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801952409

感想・レビュー・書評

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  • タイトルがまず気になって読んでみたら、まんま、しっとりと大人な内容でとても良かったです。タイトルである程度ネタバレしてるので、その手のネタが苦手な人は手に取らないだろうと作者のあとがきにありました。何て親切…!

  • 元カリスマ作家・薔田✕若手人気作家・藤原と編集者・宮本。
    最初、題名見てまさかなと思っていたけど、そのまんまなネタバレにビックリしましたよ。
    でも切なくて静かに心打つ作品でした…
    薔田と藤原の出会いと別れ、そんな2人を見守る宮本の想い、3人が3人とも優しくて… 哀しいけどちゃんと前を向ける強さがある作品でいいお話でした。
    薔田がカッコイイです♪

  • タイトル、わたしは好きです

  • (感想)

    読み返す度に、じわ~っと泣ける。

    私の中での吉池さんのイメージは
    どちらかというとコメディ系の作家さんでしたが
    こういうしっとりとしたストーリーも上手いんですね。

    最初は藤原という人が亡くなったお話なんだ
    と、思いつつ読み進めていってましたが
    その人物がまさかこの表紙の人とは思ってもみなかった。

    最初の出会いから十年ほど、やっと2人が甘い感じになってきて
    これからをずっと一緒に過ごしていくんだと思った矢先にまさかの?!
    こういう結末で2人の別れが待っていたのが凄く寂しかったです。
    お互いの支えとなってたはずなのに…。

    だけどその寂しさを埋める人物が…というのはよくありがちですが
    今回もその人物(宮本)は側にいて…。
    うん、薔田先生にそういう人が現れるのはいいことなんだよ。
    いいことなんだけど藤原先生が凄く薔田先生に似合ってたと感じてた分
    そんなにすぐに宮本とそうなってしまったのが何とも…。
    (良い人なのは解ってるんですが私の感情の問題)

    だけどこの本を読み返してみると
    最初は気にならなかったのに藤原先生は最初の方から薬を飲んでて
    自分がいなくなるのがわかってたのかな?とか
    藤原先生が書いた「鈍感な恋人」のを読んで
    薔田先生は何を思ったんだろう?とか
    読み返すたびにそれぞれのキャラの思いを勝手に想像して泣いてしまった。


    なんだか久しぶりに心に残る作品でした。

  • 吉池マスコさんはギャグも得意とする、エロも得意とする、なので一見BLの世界観だけで作品を描いているように見えてしまうのだが、最も得意とするのは「喪失と再生」の切なさと喜びの表現じゃなかろうか。おバカなエロと落ちぶれて自分諦めた男の自暴自棄でさえないしょぼくれた存在感が同居する作風が物凄く好き。
    薔田先生のCVがみきしんでしか聴こえてこなかった…編集者・宮本はノジケンで!!

  • 装丁:河野直子

    編集者・宮本
    元カリスマ作家・薔田(そうだ)
    同棲する若手作家・藤原

    飄々としているのに、雄らしい野性味がある男を描くのが
    抜群にうまい。

  • 吉池先生好きなのに辛口ご免なさいm(__)mどうも苦手なんです…パートナーの死後、他の人と繋がるのは…。せめて後釜(言い方悪いけど)の編集者との絆も、もっと掘り下げて欲しかった…。あと、ちょっと貞操観念が軽いかなぁ。その一線を丁寧に描いて欲しかったかも。

    でもこのタイトルはニクい。

    しっとりマスコ作品の評判良いのは承知なのですが、HENTAIメインのラブコメに餓えています…。

  • よかった。切ない。

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