白衣さんとロボ 1 (バンブーコミックス)

著者 :
  • 竹書房
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本棚登録 : 44
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (106ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801957459

感想・レビュー・書評

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  • みとけよみとけよーこれは天下をとる四コマ漫画だからな。単行本化はほんと待ってたよ。ライオリの読み切りからな!!!

  • 白衣さんの雑務をこなすロボ、ロボに試行錯誤を繰り返す白衣さん。
    そんな二人の日常は、のんびりしていなくて面白い。

  • 『おおきなのっぽの』(1)の感想で、この『白衣さんとロボ』より好き、と書きはしたけれど、コチラも四コマ漫画として質が高いのは確か
    面白さと好みは時に異なるものだ
    別に、この『白衣さんとロボ』はヒロインがロリじゃないから、『おおきなのっぽの』より劣っている訳じゃない
    この『白衣さんとロボ』は、『おおきなのっぽの』よりもブラックユーモア性が強く、単に笑えるってだけなら勝っているのだから
    現実でも創作でも、ロボットの類は人間に姿形だけでなく、精神性までもが近づいてきており、谷間が埋められてきている。その風潮に逆らう気が、柴先生にあるのかは定かじゃないが、ロボのフォルムを、まんま「ロボ」にしている点は、実にチャレンジャー。私は、そこを評価したい
    また、白衣さんとの掛け合いも見事である。白衣さんはロボにとって生みの親ではあるが、今や、ロボは白衣さんにとっちゃ保護者同然。家事的な意味では、完全に力関係を逆転されているだろう
    基本的に、登場人物は白衣さんとロボだけ、家の中でストーリーが進んでいるのだが、内容のテイストには「ほのぼの感」が少ない。その分、キレがよく、起承転結、テンポの良さを感じ取りやすい
    この年齢で、こうも、真性のドSっぷりを発揮する白衣さん、天才の中でも特異なタイプと見える。そんな彼女に作られただけあって、ロボの性能は本物。しかし、片手間で作ったからか、ポンコツ、と評したくなる時もある
    これも、ある意味、一つの家族の形なんだろうな
    どの回も「ククッ」と笑えるが、個人的に好きなのは、「白衣さんと夏の終わりの」だな。『おおきなのっぽの』もそうだが、コメディの中にある、ちょっと良い話ってのは、漫画読みの急所を的確に突いてくる。白衣さんは馬鹿じゃないから風邪を引く。天才だけど、風邪を引けば寂しさも覚える、普通の女の子。そんな時、人は自分を想ってくれる相手が傍にいるだけで、安心することができるもんだ
    この台詞を引用に選んだのは、実に深い、と唸らされたので。人間、便利なものに依存しすぎると、すぐに堕落する。なら、道具を使わなきゃいい、って話になるかっつーと、これまた違う。便利なもので効率が良くなら、ぜひ、使うべきだ。大事なのは使いの良い道具に使われぬよう、欲に負けそうな自分を律す強いキモチを持ち続け、道具と良い関係を築き続ける事か

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著者プロフィール

pixiv×講談社「講談社まんがスカウトFes」#3にてシリウス賞を受賞。

「2017年 『おおきなのっぽの、(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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