悪癖 (2) (バンブー・コミックス 麗人セレクション)

著者 :
  • 竹書房
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本棚登録 : 240
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801972230

作品紹介・あらすじ

【あらすじ】
小島によって自分自身も知らなかった凶悪な本性を暴かれてしまった大門。自分を殺して永遠に支配して欲しいと願う小島に振り回されながらも2人の関係は深まっていった。小島に出会ったことにより過去と向き合えた大門は、本当の自分を受け入れ、死を望む小島の闇も受け止められると確信するがーー…。


【収録作品】
悪癖 #05~#11
おまけコーナー 大門のAV遍歴(描き下ろし)

感想・レビュー・書評

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  • 人にはそれぞれの悩みやコンプレックスがあって、そういったものを抱えながら生きていると私は思っていて、大門と小島もその1人なんだと思う。

    そういう抱えながら、大人になると自立という自由を与えられた時に、小島みたいに歪んだ形で「好き」に生きるか、大門のように「縛られて」生きるかなんだろうな。
    でも、2人に共通して言えるのはきっと過去の暗い部分から救われたい気持ちがあるんじゃないかなと思った。
    己を受け入れて、他人からも受け入れてもらえることって孤独から開放されるし、とても幸福なことと思う。

    大門の優しさについてだけど、物語を進めていくうちになぜ周りから言われるような優しい性格になったのかっていうのが暴かれていくのかは面白かった。
    優しい顔している時々真顔の大門のギャップいいぞ。
    小島はとにかく、煽ってる時と大門にめちゃくちゃにされてる時の顔のギャップ(また)が、とにかく良くて可愛かった。普段あんなに強気なのに、最中になると常に眉が下がって苦しくて仕方がないって顔してるのが、読者までも加虐心をくすぐられて表情を描くのが上手すぎる!と思いました。

    ボリュームたっぷりで面白かったです

  • ※1、2巻合わせての感想です

    深い内容。
    二人ともに闇の過去があるからこそに 惹かれ合うのだろう……な内容。
    スト重好みなので 嫌いではないけど、ストライクではありませんでした。(いたって 私独自の感想です)

    「悪癖」ほんと題名通りの場面が出てきて、痛い!しんどい!見たくない!の描写が多めです。
    でも ささる人はブッささるんだろうなぁ……

    結末に救われたかな?

    猫ちゃんの悲しいシーンが2回も出てくるのが ……ツライ

  • こんだけ異様で、こんだけおどろおどろしいのに、最終的に『自暴自棄になった受を独占欲むき出しに連れ戻す攻』っていう、至ってありがちなところに落とし込むイイモ先生の素晴らしさよ。
    「信じた人が死んだ後に悪人だの人殺しだの言われたらやるせないよな」ってとこが好きだ。

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