ハッピー・オブ・ジ・エンド (バンブー・コミックス Qpa collection)
- 竹書房 (2021年6月16日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801973404
作品紹介・あらすじ
「おめでとう、生きてる」
昼下がりのゴミ捨て場、見覚えのある男の声で目が覚めた。
空腹で金もない千紘は新しい"家"探しに訪れた行きつけのバーで
ド好みの男・ケイトに目を奪われ声をかけると好感触。
まさかのホテルに誘われ、いい雰囲気になったところで
突然電マでボコボコに殴られたのが1日前――。
全てを思い出すも、仲間を呼ぶケイトの様子を見て
今度こそ殺されるかもしれないと思いつつ回収された先はアパートの一室。
ケイトの目的はとある探し物で、自分が用無しだとわかると
あっさり「消えて」と言い放たれるが帰る"家"もない千紘で…。
謎めいたどイケ傷害男×人生底辺ヒモカス男
クソみたいな人生、愛に飢えたふたりの歪な協和音
感想・レビュー・書評
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ん。しんどい
似た境遇のふたり
心が痛む
幸せになって欲しい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
⭐︎3.0
1巻だけ読書済み
どうしようもない人間同士にしか分かり合えないことがある。 BLにしてはちょい重めだから、しんどい時には読めないかな。
電子DMM ライトセーバーより大きめ、穴も白丸 -
おげれつたなか先生の進化がすごい。正直なところ商業デビューしたてぐらいの頃の作品は「表情の描き方が良いなあ〜」程度の感想しかなかったのだが、描くキャラクターたちのディティールやストーリーテリング、心情描写、そして何より絵力が、今や物凄い量出ているどの商業BL作品より頭ひとつ抜きん出ている。このハッピーオブジエンドに関しては下北沢トリウッドとかでかかってそうな(行ったことないけど)、ミニシアター系の映画みたいな完成度で衝撃を受けた。というかマジで実写化して欲しい。あとBL以外の作品も見てみたい。(ひょっとしたら知らないだけで出ているのか?)クソヒモ野郎とクズスカウトの「扱われ方ゴミ以下では…?」と戦慄するくらい酷い人生と、そんな中出会った2人が一歩近づいたり離れたりする捻くれた日常。主人公カプのキャラ造形が若干霞むくらい、闇仕事の人たちや人生詰んでる人たちの描き方が夜眠れなくなるくらい恐ろしい。そんなBLある???
個人的にグッと来るのが攻めの「電マで殴って気絶させる」、「ザー○ンを口に含んだまま電話する」など過去作でも見られるビッチ味、クズ味あるディティールや、受けが胸糞案件に遭遇した際の攻めの行動。話の大筋も細かい部分も予想外の所を回ってくるので手汗で画面が汚れる。先生、早く3巻出してください。 -
印象的な美しい表紙に惹かれ、手に取ってみたら予想以上に引き込まれてしまった。あまり内面を表出させなかったケイトの、心の柔らかくて脆い部分の描写が秀逸。良い作品に出会えて良かった。
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辛い過去がある主人公達の話
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冷徹傷害男×底辺のクズ男。
レビューを見ると両方病んでるみたいな、
そういうレビューが多かったので、
表紙の仄暗さからも「闇堕ち系かな?」
と思って読み始めたんですが、予想外。
受視点で描かれているので、
とにかく受の境遇の辛さに胸がつまる。
読み進めてると、この受は実は面倒見がいいし、
人に気を使えたりするので、環境が良ければ、
今と真逆のかなりいい男になってた気がする。
攻の境遇も悲惨で、気持ちが抜け落ちて、
無気力無感動な印象。
そんな2人が少しずつ距離を縮めながら、
寄り添っていく姿に泣けました(;_;)
個人的には再生の希望が見えたところで、
これで完結でもいい気がしますが、
この作品、まだ続いてるみたいですね。
2人の行く末を見ていきたいです…。