拝み屋異聞 うつろい百物語 (イカロスのこわい本)

著者 :
  • イカロス出版
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本棚登録 : 80
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784802203661

感想・レビュー・書評

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  • 安定の郷内さん実話怪談。
    百物語。
    ん…?物語?実話では…?( ・ω・)


    第58話 創造の家
    ワタクシゴトちょっとしたホラーがあった。
    電車でこの話を読書していました。
    『あんパン』のワードを目で追った瞬間に、側で会話していた知らない女性が、ちょうど重ねて「—あんパン」って言ったのにドキッとした。何という偶然。

    この話が1番不可解で、印象深い。
    郷内さん、人が良すぎるよ…(-∀-`; )

    第60話 彼岸の風景 お萩 ウケた笑

    第64話 204号室 この部屋に彼氏を住まわすのはやめましょう

    第67話 猫電車 かわいい♡

  • 郷内心瞳さんの作品は共通する登場人物やその年月によって共通した出来事がちゃんと書かれているので、「これはあの時に起こった出来事か」と思いながら読めるのが、ファンにとっては楽しい。
    お話はちゃんと100話ある。小話をまとめて1話カウントしているものもあるので話数はかなりある。そして、これ一冊では完結しないのですね。
    実話怪談的なものなのだけれど、やはりこういう不幸って理不尽だなぁと思うことは多い。だからリアリティがあるんだけど。読むといつも自分に霊感がほしくなるなあ。
    霊感のない人の体験も多数あるので、自分が気づかないだけで、この世に不思議なことはたくさんあるのかも、と思える。

  • 縁があって作者の方に会えたことあって

    それから作品に触れる感じ方が変わった

    実話会談と言いつつ、時に怪談が繋がりを持ち始めて大きな物語のようになってる

    これからも読み耽りたい一冊

  • 四季に合わせての体験談+もう一人の小橋美琴が1年にわたり経験した怪異をまとめてある。美琴にとりついていた悪霊を主人公は自分にとりつかせるところで終わっている。続くのかな?

  •  四季を通した100物語。って、100話以上のってるやないかい。
     さすが実話怪談。コンパクトにまとまっていてしっかり怖い。そうしてこの本の主筋となる物語も主張しすぎず読みやすい。
     実話怪談としてはこのシリーズの方が怖い気がする。

  • 拝み屋を営む著者が紡ぐ、怪談集。
    美しい四季折々の情景に乗せて、季節ごとの怪異を紹介してくれています。
    その数、タイトルの通り百話。
    一つ一つのお話は短くも、興味深いものばかりで大変読みやすく、一気に読了してしまいました。
    実害のない不思議でちょっと怖い話があり、実害のある背筋が凍るゾッとする話もあり。
    怪談モノが好きならば一読あれ。

  • 普段は目にしない、熟語を目にするので勉強になります。 
    今回は、この作者初の百物語。 文体が合っているのか楽しめました。 
    四季折々の怪異ありますね。 
    幻冬の「サンタクロース」に泣きました。 
    この作者 これからも追いかけていこうと思います。

  • 真偽は置いておいて、やっぱり面白い。個人的には「帰還」「猫電車」「時の海」が好き。「時の海」は泣いてしまった・・・。何だかんだ言いつつ、郷内さんは凄く素敵ないい人なんだと思う。

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著者プロフィール

1979年、宮城県生まれ。郷里で拝み屋を営む。
2013 年、「調伏」「お不動さん」の2作で第5回「幽」怪談実話コンテスト大賞を受賞。受賞作は『怪談実話コンテスト傑作選 お不動さん』に収録されている。著書に、最新刊の『拝み屋念珠怪談 緋色の女』(角川ホラー文庫)、『拝み屋備忘録 怪談火だるま乙女』(竹書房怪談文庫)のほか、『拝み屋怪談 怪談始末』をはじめとする「拝み屋怪談シリーズ」、「拝み屋備忘録シリーズ」、「拝み屋異聞」シリーズ(イカロス出版)がある。「拝み屋怪談」シリーズはドラマ化された。

「2021年 『拝み屋奇譚 災い百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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