「平穏死」という親孝行 ~親を幸せに看取るために子どもがすべき27のこと~
- 泰文堂 (2013年2月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784803004502
作品紹介・あらすじ
「平穏死」とは「自然に任せる穏やかな最期」を意味します。しかし、親がいくら「平穏死」を望んでいても、それが叶わない現実がある-。その原因こそ、"子どものあなた"にあるのです。終末期医療への誤った思い込みから、これを親孝行と勘違いし、どれだけたくさんの子どもたちが、親の穏やかな最期を邪魔しているのか。看取りの町医者だからこそ言える、"子どものあなた"に今すぐ伝えたいこと。
感想・レビュー・書評
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長尾医師の著書3冊目、内容はかなりかぶっている。在宅で看取る際に実際に家族がどこまで何をしたのかへの言及が少ないと感じる。個々のケースで異なる事は当たり前という前提で踏み込んで欲しいところ。
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こんな先生が近くに居たら心強い。
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p26
ひとつの街がひとつの病院
通常、病院あの廊下を医者や看護士は歩いて回りますが、在宅では、その廊下の距離が長いので、自転車や車を使って移動しているだけなのです。
p31
延命治療の中止は、法律的に日本ではまだグレーなのです。
たいていの病院にとって、「死」は「敗北」だと考えているからです。
p74
遺言書は死を迎えた後に効力を発しますが、リビングウィルは、死を迎える前に効力を発する、とても大切なアイテムとなります。
p113
介護保険の自己負担額は、医療費と同様に上限が決められています一般世帯であれば、3万7200円。以上のことをふまえ、在宅医療にかかる医療費や介護サービス費、その他費用を合計すると、概算でおおよそ1ヶ月10万円前後が目安かと思います。