大地の神話: ユーラシアの伝承

著者 : 金光仁三郎

• 中央大学出版部 (2009年10月1日発売)

作品紹介・あらすじ

本書は好評を得た『ユーラシアの創世神話—水の伝承』（大修館書店、二００七年）の姉妹編。ユーラシア大陸には似たような同根の神話が各地に見られる。大地の神話は古代メソポタミアの豊穣な大地母神、冥界の女王、始祖竜神を源流にして、ギリシア、ケルト、北欧から中国、日本まで広範囲に大陸を横断し、植物神話、冥界下り、竜退治、死体化生説など共通の神話を創り上げてきた。前著では生命の水、羽衣伝説、人類創造神話、不死神話、洪水神話、天上覇権神話など水の伝承を追って大陸の神話に同根の素材を探った。本書はそれを上回る分量で各地の大地の物語を提示、その伝承を検証した壮大な比較神話学の書。

感想・レビュー・書評

[kugさんの感想 · 2012年7月10日]

その名の通りに世界各地の神話が見られて面白い。個人的には水の神話の方がおもしろポイント高かったですがあくまでも私個人の感想です。

エアの３人の息子たちが上から順に、地上/地下/冥界って場所を司ってる話とか色々と興味深いお話が多いです。

後半のメソポタミア以外の土地の話は未読。

著者プロフィール

中央大学経済学部教授

「2012年 『フランス民話集　I』 で使われていた紹介文から引用しています。」