壊れかけた記憶、持続する自我: 「やっかいな友人」としての高次脳機能障害

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  • 中央法規出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784805835159

感想・レビュー・書評

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  • 数度の脳出血で高次脳機能障害となった方の著書です。

    見た目には普通に社会生活を送っているように見えても、半身の感覚が失われることがあったり、遠近感がつかめなかったり、直前の記憶がなくなったりしてしまう苦悩。でも著者は諦めてもいませんし、恥ずかしいとも思わない。

    周辺にいる私たちは、見た目には「普通」でも、そうした問題を持っている人が身近にもいるかもしれない、そして身近な人や自分もそうなるかもしれないという想像力を持つことが必要です。
    障害と介護に対する問題の指摘と、個人の情感がバランスよく記されています。

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著者プロフィール

1964年、香川県生まれ。東京女子医科大学卒。同大付属病院、香川医科大学(現・香川大学医学部)勤務を経て、山田整形外科病院院長に。37歳で3度目の脳出血を体験し、重篤な高次脳機能障害を発症。自分の症状や自前のリハビリ法などを綴った『壊れた 生存する知』が話題に。

「2011年 『壊れた脳も学習する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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