会社を戦略通りに運営する バランススコアカードの使い方がよくわかる本
- 中経出版 (2003年2月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806117742
作品紹介・あらすじ
財務、お客様、業務プロセス、人材の4つの視点で業績評価と戦略推進。
感想・レビュー・書評
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・2003年が初版とのこと。電子版だと2014年になってる。
・歴史を感じる当時の読み物、という感じで流し読むと面白いっちゃ面白い。
・バランス・スコアカード、をググってもそんな対して情報でなかったので一冊読むか、と思って手に取ったが、結局一冊通しても具体的なものはないかも笑 ただ事例として著者が実際にコンサル?して作ったものが見れたのは良かった。
・ミッション・ビジョン・ストラテジーを紐づけた上で、ストラテジーに基づいたKPIを置いて、現場でマネジメントをしていく。という話だと理解した。つまり、現代のビジネスにおいては当たり前化されてるもの、と捉えた。人材⇒業務プロセス⇒お客様⇒財政、という4分類は、ITがないのが現代に合ってない理由だなと思いつつ、抑えるべき点としては「やっぱりそうなんだよな」という感じ。良い意味で。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
バランススコアカードの特徴や有用性について触れ、導入する際に何をすればよいのかを解説した本。ユニークな視点の本であり、バランススコアカードを導入する際にさっと目を通すにはよい。バランススコアカード自体について理解し、使いこなすには別の本が必要。
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バランススコアカードは「目先のことだけでなく、将来を見据え、財務的なことだけでなく、顧客や人材、プロセスといった企業活動に必須な視点も重視して経営せよ」という考え。近年のスタートアップは、とりわけスケールすることを優先し、顧客を増やす。財務は後からどうにでもなるという考えだ。
本書の導入で、バランススコアカードは戦略立案と実行の間にある溝を埋めるものだと言っている。立案された戦略のうち70〜90%が失敗/中途半端に終わっていた。これを確実に実行するためにBSCがあると書いている。実行段階で短期的な財務の視点が支配的になってしまい、中長期的な視点が失われてしまうために、戦略が絵に描いた餅となることを言いたいのか? -
バランススコアカードについて
とてもわかりやすく事例や著者独自の
考え方も含めて解説。
4つの視点で図を使って整理すると
本質を外さずにわかりやすくまとめられる
ことを実感しました。 -
業績評価の方法を探して読んだ。コンセプトとしては確かに良いと思うが、バランススコアカードは従業員のモチベーションを上げることには直接繋がらなかったのだと思われる。やらされるとモチベーションは下がる。自主性に任せると方向が合わずに力が分散される。このバランスだと思いますが、成熟産業では難しいのですかね。
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サラリーマンの方がここまで書けるのか!と思いました。素晴らしい内容だと思います。
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ミッション、ビジョン、戦略を定義する。そしてその戦略のCSF(Critical Success Factor)を財務、業務プロセス、お客様、人材の視点で整理する。それぞれのCSFに対してKPI(Key Performance Indicator)を設定して、それを月ごとにレビューしていくことで、戦略を推進していく。これがバランストスコアカードの使い方。バランストスコアカードは、戦略を立てるだけ、現場が効率的に動くだけでなく、それを結びつけるために活用する。
実はこの本を読むずっと前に、バランストスコアカードの本を読んだことがあったのだが、その本ではバランストスコアカードが何なのかが良くわからなかった。僕自身に背景の知識が増えたので、理解しやすくなったという面もあるとは思うが、この本が容易でわかりやすく記されている点が大きいと思う。親しみやすい図やエピソードが、含まれていて読み物と言う感覚で読むことができた。特に、パート4の「バランス・スコアカードの近未来」はかなり方の力を抜いて読むことができると思う。
この本を読んでみて感じたバランストスコアカードの一番の特徴は、戦略を「実行」するためのツールであるということ。世間で見かけるほとんどのフレームワークが戦略を立てるためのツールであることと対称的だと感じた。 -
バランススコアカードの超入門書。非常に分かりやすくかいてあるがその分深みはない。専門書を読む前に軽く読んだり、復習を兼ねて読むと良い。