会社を戦略通りに運営する バランススコアカードの使い方がよくわかる本

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  • 中経出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806117742

作品紹介・あらすじ

財務、お客様、業務プロセス、人材の4つの視点で業績評価と戦略推進。

感想・レビュー・書評

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  • ・2003年が初版とのこと。電子版だと2014年になってる。
    ・歴史を感じる当時の読み物、という感じで流し読むと面白いっちゃ面白い。
    ・バランス・スコアカード、をググってもそんな対して情報でなかったので一冊読むか、と思って手に取ったが、結局一冊通しても具体的なものはないかも笑 ただ事例として著者が実際にコンサル?して作ったものが見れたのは良かった。
    ・ミッション・ビジョン・ストラテジーを紐づけた上で、ストラテジーに基づいたKPIを置いて、現場でマネジメントをしていく。という話だと理解した。つまり、現代のビジネスにおいては当たり前化されてるもの、と捉えた。人材⇒業務プロセス⇒お客様⇒財政、という4分類は、ITがないのが現代に合ってない理由だなと思いつつ、抑えるべき点としては「やっぱりそうなんだよな」という感じ。良い意味で。

  • バランススコアカードの特徴や有用性について触れ、導入する際に何をすればよいのかを解説した本。ユニークな視点の本であり、バランススコアカードを導入する際にさっと目を通すにはよい。バランススコアカード自体について理解し、使いこなすには別の本が必要。

  • バランススコアカードは「目先のことだけでなく、将来を見据え、財務的なことだけでなく、顧客や人材、プロセスといった企業活動に必須な視点も重視して経営せよ」という考え。近年のスタートアップは、とりわけスケールすることを優先し、顧客を増やす。財務は後からどうにでもなるという考えだ。

    本書の導入で、バランススコアカードは戦略立案と実行の間にある溝を埋めるものだと言っている。立案された戦略のうち70〜90%が失敗/中途半端に終わっていた。これを確実に実行するためにBSCがあると書いている。実行段階で短期的な財務の視点が支配的になってしまい、中長期的な視点が失われてしまうために、戦略が絵に描いた餅となることを言いたいのか?

  • バランススコアカードについて
    とてもわかりやすく事例や著者独自の
    考え方も含めて解説。
    4つの視点で図を使って整理すると
    本質を外さずにわかりやすくまとめられる
    ことを実感しました。

  • 業績評価の方法を探して読んだ。コンセプトとしては確かに良いと思うが、バランススコアカードは従業員のモチベーションを上げることには直接繋がらなかったのだと思われる。やらされるとモチベーションは下がる。自主性に任せると方向が合わずに力が分散される。このバランスだと思いますが、成熟産業では難しいのですかね。

  • 内容(「MARC」データベースより)
    ビジョンや戦略を実現するために4つの視点で重要な目標をバランスよく定め、それを評価していく考え方として注目を浴びているバランス・スコアカード。その基本概念から、使いこなし方まで説明する。

  • 会社を戦略通りに運営するために「財務、人材、業務プロセス、お客様」の4つの視点が重要であることがわかった。導入事例なども交えながら、平易な文書で書かれており、大変わかりやすかった。

  • サラリーマンの方がここまで書けるのか!と思いました。素晴らしい内容だと思います。

  •  ミッション、ビジョン、戦略を定義する。そしてその戦略のCSF(Critical Success Factor)を財務、業務プロセス、お客様、人材の視点で整理する。それぞれのCSFに対してKPI(Key Performance Indicator)を設定して、それを月ごとにレビューしていくことで、戦略を推進していく。これがバランストスコアカードの使い方。バランストスコアカードは、戦略を立てるだけ、現場が効率的に動くだけでなく、それを結びつけるために活用する。
     実はこの本を読むずっと前に、バランストスコアカードの本を読んだことがあったのだが、その本ではバランストスコアカードが何なのかが良くわからなかった。僕自身に背景の知識が増えたので、理解しやすくなったという面もあるとは思うが、この本が容易でわかりやすく記されている点が大きいと思う。親しみやすい図やエピソードが、含まれていて読み物と言う感覚で読むことができた。特に、パート4の「バランス・スコアカードの近未来」はかなり方の力を抜いて読むことができると思う。
     この本を読んでみて感じたバランストスコアカードの一番の特徴は、戦略を「実行」するためのツールであるということ。世間で見かけるほとんどのフレームワークが戦略を立てるためのツールであることと対称的だと感じた。

  • バランススコアカードの超入門書。非常に分かりやすくかいてあるがその分深みはない。専門書を読む前に軽く読んだり、復習を兼ねて読むと良い。

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著者プロフィール

 大手航空会社に勤務しながら、ビジネス系書評メールマガジン「Webook of the Day」(http://webook.tv/)を発行し続け、国内外に1万人以上の熱い読者を持つ。
 東京藝大非常勤講師、桜美林大学客員講師のほか、自立型の学びと成長の場を目指した活動「ジェイカレッジ」の校長も務める。
 2010年、「ビジネスをアートにする研究所」を設立し、個人と組織を元気にする支援活動を開始。
 シンクタンク・ソフィアバンク(田坂広志代表)パートナー、公益財団法人「民際センター」アドバイザリーボードなど、ソーシャル分野でも活動している。


「2018年 『図解でわかる! ファシリテーション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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