日本の経済ニュースが面白いほどわかる本

著者 :
  • 中経出版
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806123507

感想・レビュー・書評

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  • 2021/05/18

  • 日本経済を4つのポイントで解説する。

    ポイント1 物価・景気は流通通貨量で決まる。通貨量が多ければインフレとなり景気が上向く。逆だとデフレとなり不況となる

    ポイント2 物価景気対策は流通通貨量の調節で決まる。インフレ対策(好況期対策)は通貨量を減少させる。デフレ対策(不況対策)は通貨量を増加させる。

    ポイント3 為替レートは(円高・円安)は国際収支で決まる。国際収支が黒字なら円高。赤字なら円安。

    ポイント4 輸出・収入の有利・不利は円高・円安で決まる。

    以上がポイント。他にも利子率が高まれば、通貨流通量は減少する。逆は流通量が増えるのでインフレ傾向。
    プラザ合意とは、円高容認により、アメリカの貿易赤字を解消しようとしたもの。
    アメリカの対日貿易赤字解消要求により、内需拡大のための公共事業などが大幅に行われ、日本の財政赤字の拡大を招いた。
    橋本内閣での増税のタイミングは不況期だったので、不況はより深刻になった。
    日本の財政赤字、高齢化の問題は深刻。2050年には老齢人口が3人に1人の割合になる。
    これらの問題を解消するためには、
    1聖域なき構造改革
    2技術革新の誘発
    3セイフティーネットの確立
    4自由貿易協定の拡大による貿易の自由化
    5エネルギーの安定的確保
    6規制改革

    全体的に新自由主義的製作を提唱している。ただ、これが格差社会の問題を生んでいる。3でセイフティーネットの確立をあげているが・・・。

  • 経済をしっかりわかってたり社会に出てニュースをチェックしているような方にとっては、
    はっきり言って知ってて当たり前と言うか物足りなく感じてしまうかもしれません。<br>
    <br>
    でも経済用語の細かい意味って実は知らなかったりして、
    そういう部分では勉強になるところもあります。<br>
    <br>
    経済ニュースがよくわからないという方は、
    この本を読めばおおよその経済ニュースが理解できるようになるんじゃないかなぁ?と思います。

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著者プロフィール

東進ハイスクール
公民(公共)科講師
東進ハイスクール・衛星予備校、
駿台予備学校において大学受験の
「公民(公共)」科目を30年以上、指導し、
驚異の合格率と30万人を超える
難関大学合格者を輩出してきたカリスマ講師。
大学受験予備校業界で全国ネットの
衛星授業を初めて配信した1989年以来、
現在もその地位は不動であり、
日本中の受験生から圧倒的な支持を受けている。
卒業生には官僚、テレビ局、新聞記者をはじめ
社会の第一線で活躍する社会人が多数存在し、
近年はニュース時事能力検定の検定委員も務め、
小・中・高校生、大学受験生はもとより、
大学生、就職活動生、一般社会人に政治、経済、
時事問題、ニュースの本質を普及する活動にも
尽力している。
YouTubeにて「清水政経塾」チャンネルを
開設し、広くあまねく「政治、経済、時事問題の
本質を鋭く分かりやすく解説」することにも
日々努めている。

「2022年 『13歳からの図解でやさしい国会 政治や選挙から社会のしくみが学べる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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