本当はどうなの?今の北朝鮮 (中経の文庫 ち 3-2)

著者 : 鄭銀淑

• KADOKAWA(中経出版) (2008年11月24日発売)

感想・レビュー・書評

[びあしん慶次郎さんの感想 · 2011年1月31日]

北朝鮮について知りたくて読書。

世界でも唯一に近い全体主義の国であり、まるで中世の絶対王政のまま21世紀に残るような国家北朝鮮。

興味深いトピックがあったので、参考になった。
携帯電話、コンピュータやネットの普及率、冷麺の違い、北朝鮮料理店、はげ山が目立つ理由、漢字が読めない、階級、性風俗など。

2008年の本であるが、やや情報が古いような印象も受ける。参考文献も文中に上がっているが、少ないと感じる。もっとも著者は北朝鮮研究の専門家ではないので、専門性を求めても仕方ないと思う。

韓国出身の著者からの視点で、韓国と北朝鮮との比較が興味深い。

読書時間:約1時間15分