- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806132998
感想・レビュー・書評
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愛すべきインド。憎めないインド。
比べてみると、日本人は繊細と言われる。
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日本人の力の加減が10段階に分かれているとすると、・・・インド人は多分3段階くらいなのでは?
たとえばインド製のテレビ。インド人は、ものすごい音量でテレビの音楽をかける。
・・・わかる、わかる。
・・・そうそう、超てきとー。高田純次がすき(関係ないけど)。
一事が万事、最小メモリの「1」が私たちの「3」ぐらいなんだから、そりゃそうだ。
おもしろすぎる。。。
「一応、三段階ボタンがついてるの! インドでそんな扇風機、画期的でしょ」
と、最初は喜んでいたのだが、店で試運転してみた結果、買う気が失せたんだそうだ。なぜなら、日本人の感覚でいうと、その扇風機の三段階は「強風」「さらに強風」「すごく強風」だったからである。(位置NO.316)
「r」を思いっきり発音する。
no.1 → ナンバルワン
letter → レタル
market → マルケット
government → ガバルメント
(位置NO.1509)
むちゃくちゃわかる。。。
同じ場所で、ある一定の時間を一緒に過ごしているのに、階級の異なる者同士は、絶対に混ざり合っていない。空間も時間を共有していながら、「別レイヤー」。その混ざらなさ具合の凄さに、ある意味、感心した。(位置NO.1059)
とあるインド映画「あなたの名前を呼べたなら」を思い出した。そう、混ざらない。(なんか好きな映画だったりする・・・)インド映画、好きなんですよねー詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ビジネス関係のインド関連本はインドは今やかなり進んでおり日本人が思っているほどひどい国ではないことを紹介しているが、それは企業の駐在員視点ということだろう。
一方で生のインドやはりこんな国なんだなと納得。 -
インドに行ったことのある人は
絶対うなづける部分があるはず。
文章も面白いし、読みやすい。
文化の違いとか空気の違いって
言葉で表すのは結構難しい。
それを、きちんと文章にしてくれているところが
良かった。
すとんと理解させてくれるのが嬉しかった。 -
インド庶民世界に住む日本人の感想
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レビュー省略
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自分のルーツを知るのに役に立った部分は往々にしてある(((o(*゚▽゚*)o)))それ以上に父親の考え方のベースが垣間見えた気がした…
時折、作者はインド人を小馬鹿にしているのか?と気になる節があったりもしたが、最後まで読み進めると全ては「憎めない彼ら」を愛おしく思っているからなのだと分かる。2016/10/17 20:38 -
一気読み。勢いでインドに住んじゃった女性のエッセイ。犬の話で出てくる「放っておく、というのは『同等』ということなんだ」という文に痛く納得、共感した。排除でもなく保護でもなく。カースト制度や厳格な上下関係が根強く残っているのと一見矛盾するけれど、それがインドの面白さなんだろうな、と。これまで3度インドに行った&インドは好きな国だけど、どれも誰かに守ってもらってイイ思いしかしていないんだということを改めて実感した。あと、日本語と同じSOV型のヒンディー語にちょっと興味がある。ニューエクスプレスでも買ってみるか。
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著者はインドで一人暮らしをする女性。
日本とはあまりにもかけ離れた町、人、気候。
あまりにも違いすぎて、笑えるくらいだ・・・。 -
読書録「インド人の頭ん中」2
著者 冬野花
出版 中経出版
P36より引用
“だから、ちゃんと食べたければ、結局は作るしかない。”
目次から抜粋引用
“初めてのお引越し
家の中に沼出現
デリーで納豆
手首の骨
交渉合戦”
フリーライターである著者による、インドの日常風景を描いた
エッセイ集。
インドへの引っ越しについてから一時帰国した時の日本の感じ
方まで、気楽な文章で書かれています。
上記の引用は、インドでの一人暮らしについて書かれた項での
一文。インドでは一人暮らしは珍しいらしく、一人で外食してい
ると注目されるとのことです。
写真もある程度掲載されていますが、白黒で点数が少ないので、
ビジュアルからインドを楽しむには向きません。
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テンポのよい文章で、インドという異文化を的確に表現してあり、とてもわかりやすく面白かった。
ちょっとハラハラするくらいのインド人分析なのだが、愛があるからこそ、ということかしら。
カースト制について、もっと詳しく知りたかったので、続編を期待したい。