叱り方ハンドブック (シカリカタハンドブック)

著者 :
  • 中経出版
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本棚登録 : 37
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806138471

作品紹介・あらすじ

今までに、叱り方を学んだことはありますか?本書では、叱り方の基本と、タイプ別、状況別の上手な伝え方を紹介しています。この本を読めば、うまく叱れるようになり、部下から嫌われることも、不快にさせることもなくなります。むしろ、あなたは慕われ、強い信頼関係が築けるはずです。

感想・レビュー・書評

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  • あなたは、部下を叱って失敗した経験はありますか?

    部下や後輩の仕事ぶりを見ていてイライラが募り、つい声を荒げてしまう。そんな経験は誰にでもあると思います。

    ある調査によると、上司の立場の人の約7割が、部下を叱って失敗した経験があると回答しています。それほど「叱る」ことは難しいもの。

    しかも、誰も「叱り方」など教えてくれません。あなた自身も、「叱り方」は自然と身につくもの、と思い込んでいませんか?

    本書は、「叱り方」を学ぶためのハンドブック。
    今まで「叱り方」について学んだ事がない方でも、叱り方の基本が身につくように、構成されています。

    ・第1章 気まずくならない叱り方の心得
    ・第2章まずは知っておきたい、パッと叱る方法
    ・第3章モラル、マナー、職場のルールを伝える
    ・第4章気まずくならないフォローの言葉
    ・第5章部下の反発、逆切れ、不満、言い訳の切り返し法
    ・第6章シチュエーション別の叱り方
    ・第7章部下のタイプ別の叱り方
    ・第8章叱りにくい部下、叱りにくいシチュエーション
    ・第9章叱ったのに効果が見られない場合の対処法

    しかし、ただ単に小手先のテクニックだけに頼らないで欲しいと、著者は言います。

    『どんな言葉で伝えるか、ということも大切ですが、それ以上に、どんな想いで伝えるか、ということのほうが大切なのです』

    「叱り方」という道具を、どういう想いで使うかによって、結果は変わってくるし、テクニックだけで相手を操ろうなどと考えていても、あなたの心が相手に見透かされてしまうでしょう。気をつけたいものです。

    また、「叱る」とは、「望ましい行動を促す動機づけ」でもあると、著者は言います。

    『「叱る」とは相手本位で考え、相手の成長を願い、可能性を引き出すコミュニケーションです。』

    相手本位であれば、「叱る」ことに恐なくても良いですね。

    私は本書を読んで、「叱り方」には、こんなにも様々なバリエーションがあるのかと知りました。(約100件の事例が載っています)

    全ての事例を身につけて実践するのは難しいのですが、すぐに出来そうなものから試してみれば、今までよりは上手く出来そうな気がします。

    また、叱る前に一呼吸置いて、言葉を選べるようにもなりました。感情に任せて相手に言葉をぶつけてしまっては、相手との関係が悪くなるだけですからね。

    まだまだ上手く叱ることは出来ませんが、何事も修行です。

    本書を読んで「叱り方」を学べば、部下や後輩の成長を促すだけでなく、あなた自身の成長も得られるでしょう。

  • 同じ著者の「あたりまえだけどなかなかできない叱り方のルール」と内容はほぼ同じだった。
    違うのは具体的な会話例があるところ。
    鉄板な部分(感情的にならない、事実を指摘など)わかるけど、
    実際に本の通りにはできなさそう。
    個人的には回りくどくてストレスがたまりそうだ。。

  • 怒りを抑えられずに怒ってしまう人はたくさんいるし、
    治そうと思っても短時間では無理。仕方ない。
    大事なのは怒った後、相手の変化を注意深く見る、気づく、認めることで、
    【怒った】が【叱った】に変化する。

  • 部下に応じて叱り方を変えないといけないのは理解しているが、これがなかなか難しい。その部下のことをよく知ってから叱らないと、逆効果になることが多いからだ。部下のタイプ別に叱り方が書いているこの本はためになったが、その部下のタイプを詳しく理解するのが難しく、それを見分けるのはこのようなマニュアルではなく、深く関わっていくしかなさそうである。

  • Hさんお勧め図書です。

  • 2010年12月
    川口市立図書館で借りて読みました。

  • 叱ることは、相手に改善・成長といった望ましい行動・変化を促す動機づけ。
    叱ることの、心得、方法、ルール、状況、相手といったパターン別に説明と会話例が示されており、充実した内容になっている。
    結局はテクニックではなくハートであることが指摘されているが、相手を想うハートがあればこそ相応しい叱り方のテクニックが使われるということだろう。
    そのまま使うというよりも、どのような状況ではどんな伝え方をすればハートを上手に表現し伝えることができるのかという観点で読む本だと感じる。
    10-83

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著者プロフィール

札幌医科大学附属病院手術部門 副看護師長・手術看護認定看護師

「2020年 『先輩ナースが書いた手術看護ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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