- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806139089
感想・レビュー・書評
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ドラッカーの思考を表面的に切り取った本。図書館で借りた。
以下メモ。
●ナンバーワンになれるまで市場を細分化する
●顧客の合理性と会社の想定する合理性はズレている。別に会社と商品がなくなっても困らないから。
●顧客は知らないものは答えられない。質問に答えるときと買うときとでは答えが違う。
●どのような市場なら顧客は受け入れるかという観点で市場を定義する
●自社の顧客だけでなく市場全体を見る
●どのような状況変化が起こると、商品の役割が変わるか。ベビー用品はもう一人赤ちゃんが生まれると継続して買ってもらえる。
●他社で買っている人たちはなぜあなたの会社からではなく他社から買っているのか
●なぜこの店で買っているか?と質問し、店側は品揃えがよい、商品が良いと答え、顧客は近いから、昔からここで買っているからと答えた。より顧客満足度を高めるには、より近く感じさせるためにはなにをするか、昔から買っている意識を高めるにはどうするか、を考える必要があり、店は勘違いしている。
●会社を経営したいという人は、素晴らしいアイデアに基づく事業には手を出すな
●商品に価格をつけるときは、①製造原価や仕入原価に利益を上乗せ②市場価格に合わせる③顧客の認める価格設定をしてから製造原価や仕入原価を決める。③が正解。
●創造的模倣はリスクの少ない最高の戦略。サムスンなど。
●専門化と多角化は二者択一ではなく、両立させること。誤解されている。専門化は、核となるノウハウを高めること。多角化とは、ノウハウをより多く、より広く活用すること。商品や事業を広げること。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分的マーケティング思考強化月間として2冊目に手に取ったのは、「使えるドラッカー」という切り口の本書。
僕の本の読み方は「①知っている内容のページは、そのまま」「②今まで知らなくて新しい発見があったページは、付箋」「③今まで気づいていたけどより分かりやすい表現で価値・意味を再発見できたページは、ドッグイヤー」という読み方をするのですが、本書は圧倒的に③が多かったです。
特に第4章(ビジネスチャンスをつかもう)、第5章(マーケティングそのものが「戦略」になる)はドッグイヤーだらけ。いかに中途半端にマーケティングを齧っていたか、反省させられちゃいました。
中でも「『なぜいい商品なのに売れないんだろう』と考えるのは売る側の論理、売る側の合理性に過ぎない。『顧客にとっての合理的な判断基準が何だったのか』を考えるのがマーケティングだ」という趣旨のページに、大きめのドッグイヤーをしておきました。 -
ドラッカーのマーケティング思考について、49の観点からまとめられている。
ひとつひとつのトピックで、本1冊分ぐらいの深みのあるトピックスなので消化不良感は否めない。
入門書。 -
全く知らない内容だったので、理解が難しかったけれも勉強になりとても面白かったです。マーケティングの大事さがわかったし、個人でも活かせるなと思いました。ただ私はパートなので、仕事したい!って思いました。
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・ ①経済的なメリット②精神的なメリット③物理的なメリット
・ 自社のコストではなく顧客の価値に値段を付ける
・ 創造的模倣戦略=新技術のフロントになる -
675:マーケティング.広告
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基本が体系的に整理されており、仕事で悩んだ時に立ち返りやすい本
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一に顧客二に顧客三に顧客
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一項読んでは考え、を繰り返しているために完読までもう少しかかります。
自分の現在置かれている状況、将来の夢、などなどに当てはめて考えながらゆっくり読んでいます。 -
よくよく見ると、名著「図解 ドラッカー入門」書いた人と同じだった。
ドラッカーにとっての「マーケティングとは何か」を語る内容で、
後半になるにつれて、具体的になっていき、これからというところでおしまい。
続きは、別著で、ということか。
【ココメモポイント】
・企業が何かを決定するのは顧客である。(中略)
ものを商品に変えるのは顧客だけである。
P.3
・マーケティングは、マーケット・リサーチを超える。
P.29
・市場でナンバー1か、ナンバー2でなければ、利益をあげることはむずかしい
P.34
・顧客が事業であるとともに、ノウハウが事業である
P.45
・技術者魂は必要です。しかし、顧客ニーズとかけ離れた魅力では買ってもらえませんし、買ってもらえない技術者魂に意味はありません。
P.89
・多くの業界で、昔ながらの同業他社を最大のライバルと決めつけています。
そこには顧客からスタートするマーケティング思考は存在しません。
P.93
・(顧客がいない場合は)市場や用途からスタートすればよい
P.110
・もしも、わが社の商品がなくなれば、顧客の生活と仕事にどのような変化が起こるか、また、顧客にとって、その商品の役割はどの程度重要か
P.131
・会社が売上高を前年比10%伸ばしたとしても、市場全体が20%伸びたとすれば、相対的な存在感が小さくなっていく
P.195
・コア・コンピタンスをより有効活用するために、市場や顧客との接点(事業や商品のラインナップ)を広げること
P.216