- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806139119
感想・レビュー・書評
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【感想】
7年ほど前に読んだ本。
自分が社会人になったばかりの時、このまま仕事をこなし続ける事に疑問が湧いて、「自分は何のために生まれてきたのか?」「何を実現するのか?」といった若さゆえの葛藤を持ち、手に取った1冊。
社会起業家とは?
「政治家よりスピーディに、行政より効果的に社会を変える」「利益ではなく、社会貢献のための仕事をする」
そんな働き方を実現している人たちが、「社会起業家」と呼ばれる方々だ。
実際に周りでも、昔の知人で脱サラして社会起業家チックな活動を行なっている方も数名いて、SNSを通して近況を見る限りでは中々充実していそうなんだな~と感じる。
また本書では社会起業家のことをベタ褒めだったけど、そして当人たちはそれで満足なんだろうけど、やっぱり利益が少なく一般企業以下の収入っていうのは個人的には考えられない。
意識の高さは感じるけども、学生の延長のような人間に見えて仕方がないというか。
個人的な結論として、やっぱりインカムは大事ですよね・・・
これは2010年に出版された本だけど、本書で紹介されている社会起業家の方達は、今もこの仕事をされているのかなぁ?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015.05.16
ただの起業家とどう違うのかは理解出来た。 -
社会起業家についての初めて読んだ本。「社会起業家とは?」、事例、社会起業家の将来像、社会起業家を目指すには
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ボランティアと何が違うか、というの大きなポイントに思われる。
社会起業家の事業=「ソーシャル・ビジネス」は当然ビジネスなので、「利益を出す」「持続する」という企業の2大目的を満たさないことにはしょうがない。
利益の出すパターンは著者によると
1)オリジナル商品の開発・販売
2)別の収益事業の運営
3)寄付のしくみづくり
4)行政の助成金、補助金をもらう
というものに分類され、多くの企業がその組み合わせだという。
もちろん、3とか4とかに頼っていてはビジネスとしておぼつかないのは言うまでもない。
しかし、これで生計を成り立たせるのは困難・・・ではないが、少なくともフツーの会社員としてよりはお金は苦しくなる可能性は高いだろう。だから逆説的にいうと、「お金」志向の人はなれない。「つながり」「感謝」を第一の報酬と捉えられる人じゃないとなれない。
そう、だから、「お金」価値観の人が「お金もらえなくてかわいそう」とかっていうことがあるとしたらそれもおかしくて、そもそも価値観違うんだし。
大事なのは互いの尊重なのかな。現代はそれが成り立つありがたい時代なのだから。
社会起業家が世に受け入れられる実績を出していけば、「お金」サイドの人ももしかしたら変化してくる可能性もあるのだ。表層の言葉より、たしかな実績のほうが人は動く。そう思う。 -
実際に起業して数年経つ人達を取材している。
いづれの人達も、『個人的なガツンときた経験』がきっかけになっている
やはり、座学より実体験。
お金の循環は、
自己資本
別事業からの収入
助成金
寄付 -
概念的な部分と実例と、網羅的に書かれててすごく好き。ただソーシャルビジネスについて知るというよりは社会起業家になりたいと思ってる人たちのための入門書って感じ。現実的なところまですごい書かれてる。れい
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大島さんの本、振り返ったら2年前に読んでた。
そのとき、自分は「少しずつでもいいから、社会との接点を築き、何がしかの役に立ちながら生活ができれば、どれだけ幸せなんだろう・・・と思う。」とコメントしていたが、2年たった今も接点・コネクションの深さは変わっていないように思う。
本書は「教科書」とあるが、その大半を社会起業家のインタビューによる指南書といってよいかと。やっぱり「自分でなければいけない」という強い志がないと必ず途中で挫折する。
やっぱり、まずは自分の身近から・・・がスタートであり、もっとも必要な力ということを再認識した。 -
鳥の目、虫の目。
この一冊で、今般の動きを知ることが出来る入門編。 -
社会起業について。
実例が数多く載っています。
非常にモチベーションの高い方々でちょっと畏怖してしまうかも。