- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806148302
作品紹介・あらすじ
図解とは「図にすることで複雑なものごとを整理・理解し、解決方法を導き出していく」手法である。2000人以上のコンサルタントが学んだ、図解に必要な「物事を体系的に理解する体系化」と、「分かりやすく見せる視覚化」の二つのスキルを身につけるための技術を全て公開!
感想・レビュー・書評
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【目的】 人の心を突き動かし、行動を起こしてもらう資料の作り方を伝える。
【収穫】 既存資料からの切り貼りレベルから、メッセージを起こしてその部分にフォーカスしてスライドを作成する感覚が身に付いた。
【概要】 本書では、インパクトのあるメッセージの作り方に始まり、ストーリーの構成、インパクトを図解して伝えるまでの一連のノウハウを紹介する。
1.メッセージ: インパクト=印象力×説得力×影響力。6つのインパクト要件SUCCESsを活用する。①単純明快(Simple)、②意外性(Unexpected)、③具体的(Concrete)、④信頼性(Credible)、⑤感情訴求(Emotional)、⑥物語性(Story)。これを①②というように2つずつ3段階のステージに分けてメッセージを練り、質を上げていく。
2.ストーリー: 資料の全体像を示したフロー図のストーリーボードを作成する。メインメッセージと、サブメッセージをピラミッド構造で定義し、章立て、山場をわかるようにする。重要なのは手書きで作成すること、詰め込みすぎないこと、自分本位にならないこと。
3.インパクト: 「ノイズカット」と「フォーカス」で伝えたいメッセージがわかるように絞り込む。ノイズカットは、余計な情報を削除すること。例えば、グラフの色や目盛りを最小限にすることなど。フォーカスは、最も着目すべきところに視線が向くようにすること。例えば、グラフならレイアウトや大きさを調整して、グラフの意味を書き込むなど。図で表現する場合は、①体系化、②表現要素の抽出定義、③関係設定、④作成というステップを踏む。
【感想】 いくつか読んだ図解術の書籍の中では、今のところ一番仕事に活かせる内容。自分がよくするミスは、情報を盛り込みすぎ、実際に説明するときに何を言っていいかわからず飛ばすページがあることだったが、全体の流れの中でそこで言いたいことを考えられるようになった。またノイズカット、フォーカスの技法も有用だった。例えば今まで表に罫線を当たり前のように引いていたが、それもノイズになり得るというのは、言われてみればなるほどと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
清水氏のカリスマコンサルタントのノウハウとテクニックの集大成。インパクトを与えるための手法を紹介されている。1つ1つ丁寧な解説と具体的な図表、事例があります。網羅性も高いと思います。ご一読をおすすめします。
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資料作成の考え方から実践まで幅広く参考になります
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・人を動かす
・記憶に残す印象力、納得させる説得力、感動を与える影響力→所有欲
・SUCCES:simple, unexpected, concrete, credible, emotional, story
・単純明快(本質、not A but B、比喩)、意外性(メッセージのSWOT分析)、具体的(リアリティ、変換、体験)、信頼性(シナトラテスト、内在的/外在的/主体的/発見型)、感情訴求(ああなりたい/ああはなりたくない/あの人がやってるなら、感情分類と欲求分類、想像と想起)、物語性(登場人物と読後感、ビジョン/アクション・バリュー/ソリューション/マイストーリー)
・ノイズカット、フォーカス
・点検の意味でもまだまだ読み返す価値がある -
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最近パワポ等の資料作りから随分遠ざかっており、勘を取り戻すためにも、次回作るときはこの本片手に作りたい。
追記:この本で紹介されていた「アイデアのちから」という本を読んだところ、プレゼンのアイデア作りに関する話はかなり「アイデアの〜」の受け売りだった。。
プレゼン資料作りについての具体的手法をプラスで載せてるとはいえ、ちょっとひどいんじゃない? -
具体的なスライドの表現方法よりも、そもそも「インパクト」とは?という部分の言及が多かった。
具体的な表現法では、シンプルに、分かりやすくするためのテクニックが参考になる。 -
基本も基本だが、新しい手法・技術だったり、取りこぼしてるテクニックや忘れていることもあり、定期的に類書を読むべきであると感じる。
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インパクトとは心に受ける衝撃であり、印象力、説得力、影響力の要素を併せ持ったものとしている。
読みやすく、図も見やすとは思うが、自分にはあまり内容が入ってこなかった。 -
学びがとても多く、読み返しポイントが10以上できた。即実践して見ることができるので、すぐ活用しよう。