中東諸国の法律事情とUAEの民法典

制作 : 田中民之  西村あさひ法律事務所 
  • 経済産業調査会
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806529170

作品紹介・あらすじ

中東諸国の住民の大多数はアラブ人であり、ムスリム(イスラーム教徒)であるが、非アラブ人や非ムスリムがこれらの国で事業を行う場合には、他の地域では遭遇しない種類の困難にぶつかることがある。その中の一つに中東諸国の法律の問題があります。<br><br>本書では、先ず第1部において、この地域の法律事情を理解する上で必要なシャリーアの基礎的説明を行ない、その中で、少なくとも商取引に関連する分野では制定法が先ず適用されるから、シャリーアについてそれ程気を煩わす必要はないことを述べた上で、そのことをご理解頂くために、日系企業の進出数が多いだけではなく、夫々に独自の性格の強く出た法制度を作ってきている、UAE、エジプト、サウジアラビア、イラン、トルコの5ヶ国の法律事情と、最近話題になることが多いイスラーム金融とを全般的に説明することによって、日本の企業がシャリーアに対して向き合う場合の基本的姿勢を考察。<br><br>また続く第2部と第3部においては、アラブ諸国の民法の中で最も新しく制定されたものの一つであり、またシャリーア的要素を比較的多く含んでいると思われるUAE の民法の全文和訳をお示しするとともに、その概括的解説を行なって、シャリーアが非ムスリムである日本人にも理解出来ないものではないことをご理解頂こうとした次第であります。<br><br>法的な分析ないしアドバイスを目的としたものとしてはもちろん、読み物としてシャリーアや現地法律事情、またUAE 民法の内容を紹介した他に類を見ない一冊。中東ビジネスに於いての必携書です。

著者プロフィール

インテグラル法律事務所弁護士、西村高等法務研究所客員上席研究員。京都大学法学部卒業後外務省入省。中東諸国等において研修及び勤務。1978年弁護士登録。中東諸国等における契約交渉、紛争処理を主たる業務とする。

「2013年 『中東諸国の法律事情とUAEの民法典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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